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衛星和誌 −Qカップ姉妹−
【SF 官能小説】

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あなたは調教士(9)-1

 部屋の、インターホンが鳴った。出ると、ジャニスさんの、
「ご主人さま、乳奴隷が参りました」
というしとやかな声がした。ジャニスさんが忍んで来たのだ。
 今夜が、初めてでなかった。彼女は夜に、こうしてあなたの部屋を訪れるようになっていた。火照ったカラダを、慰めてもらいに。
 あなたが部屋に入れると、ジャニスさんは、待ちきれないのか、着衣のままあなたの背にその熟れた体を押しつけてきた。当然、育成中の胸のぽよんぽよんが、あなたの背中に当たることになる。
 育成――あなたは、ここ二、三日、あることに気がついてもいた。
(大きくなっているような‥‥)
 そんな気がするのだ。彼女のおっぱいが。
 つまり、先に計ったときの一〇七・六センチよりも、わずかに。
(カップは、どうなんだろ‥‥)
 あなたはいますぐに計測しなおしたい衝動に駆られたが、なんとかそれを抑えた。
 ジャニスさんの調教期間は、まだ終わっていない。そして、その後はミドリ、そしてルリアが控えている。その間も折に触れジャニスさんの体も弄るつもりだし、再計測は、三人が終了してからでも遅くはない。彼女たちが自分のボディの感度を高めるべく被虐に耐えるのと同様、あなたも自分の拙速な欲望に打ち勝たねばならないのだ。
 ベッドは、ルリアが、ダブルベッドへと取り替えてくれていた。夜のプライベートの時間でのプレイは正規の調教ではないが、女体を縄で縛り楽に固定できるよう、ヘッドボードやフットボードに工夫が施されている。固定するだけではなく、少ない力でも固定できるようにもなっていた。簡易型の手枷や足枷も、下部に収納できるようになっていた。あなたは、わたしは暴れてしまうので、とジャニスさんに頼まれ、さっそくその機能を使い出していた。

 こちょこちょこちょ‥‥。
 あなたはベッド上にX字型に固定されたジャニスさんの肢体を――特に腋からおっぱいにかけてのラインを、丹念にくすぐった。彼女の身体はもう、特に溶液を使わなくても、かなり敏感になっているようだった。そのくすぐりだけで甘い鳴き声をあげ、動かない体をくねらせようとする。盛り上がった乳山が、それにつれて左右にユサユサと艶かしく揺れた。彼女ほどの質量のあるおっぱいだからこその眺めだった。
おっぱい奴隷のジャニスの、こ、このおっぱいを‥‥は、早く吸って‥‥くだ‥‥さい‥‥」
 その状態でジャニスさんは、涙さえ浮かべてあなたに途切れ途切れにおねだりする。いや、懇願してくる。
「はうん‥‥はうううぅん――」
 あなたが、その見事なMカップの片方をちょんと指先で突つくと、たゆんたゆんとそのボリュームたっぷりの美麗乳を揺らしながら、彼女は言う。
「も、もう、お、おっぱいが、疼いてるんです‥‥。ちょ、調教士さま‥‥お早く‥‥」
 あなたは、彼女の左おっぱいにそっと手をかけた。やわらかい手触りがする。だが、その内奥には、あまりにもいやらしいものを含んでいる。
「いまはプライベートだ。名前でいいよ。呼び捨てで」
「あ、ありがとうございます‥‥あっ、ああああっ!」
 そのままあなたがおもむろに乳首を口に含み、ちゅうーっと吸うと、ジャニスさんはすぐに乳首を固くし、そしてあなたにしがみつくと、髪を振り乱してひとしきり悶えた。
「ございますもいらないって」
 あなたは一旦、ジャニスさんの乳房おっぱいから口を離してそう言った。しかし、よだれがたらーと乳首から尾を引いていた。
「――‥‥。うふふ‥‥」
 それを見たジャニスさんは一旦は目を丸くして動きを止めていたが、潤んだ目で、にっこりと微笑みかけてくれた。そしてあなたの背に手をまわすと、もう一度その濡れたおっぱいへ、あなたの顔をぎゅうっと強く押しつけてくれたのだった。
 それから‥‥。
「まあ、そんなみだらな――」
 手足の枷を外し、ふたりでしばし楽しんだ後、あなたは、次のミドリ、そしてルリアの調教の「計画」の一部を、ジャニスさんに話したのだった。ジャニスさんはあなたの話に絶句し、目を大きく見開いていた。しかし、そのの奥には、好奇心の光も窺えた。
「ふふっ、今後が楽しみですわね‥‥」
 いい一日の終り方だった。あなたは充実感と満足感を覚えていた。
だが、充実はともかく、満足するのは早すぎるかもしれない。まだ、道のりは長いのだから。
 あなたが、この世界がいつなのかを知ったのは、この間のことだった。ミドリ・オリョーフが教えてくれたのだ。といっても、事実だけをさらっとだったが――あまりにも当然のことのように言うので、あなたは聞き返すことすらできなかった。そういうものだ。
 そのとき彼女の言葉の端々から窺い知ったことは、ここは、あなたが元いた世界の、はるかはるか未来だということだった。


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