童貞を溺れさせる人妻-9
何の取り柄もない普通のアパートだ。車を降り階段を上がろうとすると上から住人が降りてきた。20歳半ばぐらいだろうか。その住人がまず翔太の顔を確認した後、その後ろにいた奈緒の顔をチラッと見てから二度見した。
(な、何でこんな男にこんないい女がついてくるんだ…!?)
まるでそんな事を思っているような表情だった。恐らくデリ嬢かなんかだと思ったに違いない。奈緒は部下を立てる事を忘れなかった。
「安本君、今日は泊まって行ってもいい?」
「あ…、はい…」
住人にステディぶりをさりげなくアピールしながら階段を上がり翔太の部屋へと入って行った。
「マジかよ!?何であんな奴にあんないい女が…!?今からヤルのかよ!くそっ!あんなキモオタクが…!」
その住人はそう言った。
翔太の部屋に入ると、まず思ったのが一言、汚い、だ。洗い物も中途半端、洗濯物は溢れ部屋は色んなものが散乱している。
「き、汚くてすみません…」
そう言って謝る翔太が奈緒を見ると、なぜかまた怪しい雰囲気に包まれていた。
「ううん?シャワー浴びよ??」
「は、はい…」
体は汚れたままだ。奈緒は既に服を脱ぎ始めている。翔太も慌てて服を脱ぐ。自分の部屋に全裸の女性がいる事自体信じられない事だ。その姿に見とれながらシャワーを浴びた。優しく丁寧にペニスを洗ってくる奈緒にまた勃起してしまった。
「元気ね…。でももう少し待って、ね?」
シャワーを終えたらまた抱かせてくれるんだ…、翔太はお預けを食らい焦らされる。
シャワーを終え体を拭き取り髪を乾かす奈緒。その間、翔太は取り敢えず少しだけ部屋を片付けていた。
奈緒は持参したバックの中から新しいシャツを取り出し着ていた。下着はつけていない。その姿にはグッと来る物があった。
髪を乾かし終わると奈緒は部屋に入って来た。
「ふぅ…、サッパリした。じゃあ今度は部屋をサッパリしなきゃね。」
「あ、か、片付けは自分でやりますから…。」
「いいのよ?こう見えても主婦よ?きれいにしてあげるわ?」
奈緒は部屋を片付け始める。隙だらけの姿だ。谷間は勿論陰毛さえもチラチラ見える。シャツに透けて見える乳首にもドキドキする。それをチラ見する翔太に挑発的な笑みを浮かべる。
手際よい奈緒はすぐに部屋を片付け、続いて台所も片付けた。信じられないくらいにきれいに片付いた部屋。
「ぶ、部長…、凄いです…。仕事は出来るし主婦も出来る…。尊敬します…」
「ありがとう。フフ。ねぇ、ビールで乾杯しない?」
「は、はい…」
冷蔵庫を整理さした時にビールを見つけた。奈緒は立ち上がりビールを持って来てフタを開ける。
「じゃあ…安本君が童貞を卒業した記念に、かな?ンフッ。乾杯〜!」
「か、乾杯…」
恥ずかしかった翔太だが、こんな美人で童貞を捨てられたんだという実感がようやく沸いてきた翔太だった。