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衛星和誌 −Qカップ姉妹−
【SF 官能小説】

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ミ・ドリ語り(2)-1

「トップは――。ああ‥‥! 一〇七センチを超えているわ――。はい、ええと‥‥一〇七・七‥‥!」
 ジャニスさまは、わたしの胸からメジャーを外して、片付けた。思いもよらない発育ぶりに、上半身裸のまま、わたしは何も言えずに立っていた。
「――すごいわ! ドリーさん、わたしよりあるじゃないの‥‥。Nカップよ! おめでとう」
 わたしは、さすがにうろたえていた。だって、ジャニスさまだって並の豊乳ではない。メイドの正式な採用時にはやはり入検のようなものがあり、わが護衛隊と同サイズ、同カップが下限とされている。わたしより少しだけど身長は高いし、カップはともかく、サイズはわたしよりあると思っていた‥‥。
 彼女は、わたしより以前まえからルリアさまに仕えているメイドだ。
 メイド文化が古くから栄えていたという星から来ただけあって、その技術の巧みさには目を見張らせられる。
 バストサイズは、さっき調教士が測った通り。
 実は、わたしも、わたしが測ってもらったときに、あのとき彼女のサイズを測らせてもらっていた。さっきの数値は、少しだがあのときより発育していた。あのとき、ジャニスさまは、カップは同じMカップだが、バストトップは一〇七・五センチだった。
 あのときは、彼女のサイズを知りたいというより、なんというか、触ってみたかった、のかな‥‥。そして、大人のジャニスさまは、それを見抜いていたのかもしれない。わたしが彼女のおっぱい上に緊張する手でメジャーを這わせると、
「わたしのは、どうかしら‥‥?」
などと、妖しい声を出していた。
(配慮なんだ、わたしひとりだけに恥ずかしい思いをさせまい、と‥‥)
(よく気のつく人だなあ‥‥)
 わたしは、そう考えた。さすが選び抜かれたメイド――などと感心していた。一瞬は。しかし、
「ねえ、ドリーさん。もうひとつついでに、お願いがあるんだけど‥‥」
メジャーを外そうとするわたしの手を取り、ご自分のやわらかい乳房に押し当てて、ジャニスさまは言ったのだった。
「せっかくだから、少し揉んでくださらない?」
「え‥‥。え、えええーっ!」
 意味するところを悟り、わたしは思わず大声をあげてしまっていた。
 ジャニスさまはくすくす笑いながら、メジャーを引っぱって床に落とし、なにやら艶かしい声を出したのだった。
「お願いいたします、ドリーさん。わたしの乳房これを、慰めてください‥‥」
「わ、わたしはそういうのは――。えーと‥‥」
 危ない展開にわたしが焦って逃げようとすると、ジャニスさまは意外な力でわたしの両手を引き戻し、温かくやわらかいご自分の弾力ある乳房おっぱいに、むにゅっと押しつけたのだった。
 絹のようなすべすべした手触りで、気持ちいいことは気持ちよかった。けど‥‥。
「ねえ‥‥。お願いよ‥‥。ちょっとした遊び――オトナにはこういうのも必要なのですよ?」
などとジャニスさまはのたまい、待ちきれないのか、ご自分でわたしの手の上から力を入れて――揉み始めたのだった!
「あはン‥‥はン――。ねえ‥‥予行演習と思って‥‥ね?」
「よ、予行演習って‥‥な、何の?」
「――ふふ、可愛い方‥‥」
「‥‥‥‥」
 わたしとて兵士として、日頃から肉体からだを鍛えている。逃げようと思えば、じゅうぶん逃げられたはずだった。だがそのときはそうせず、結局ジャニスさまの背後から双乳をモミモミするということをやってしまったのだった。
 ジャニスさまは言わなかったし、いまにして思えばわたしの考えすぎだったのかもしれないが、心のなかのひそかな願望を、見透かされたように思えたのだ。
 ――自分がルリアさまのあの豊かな乳房おっぱいを、揉みしだいてみたいと思っているということを――。
 わたしに不快感を与えまいと、ジャニスさまは喘ぎ声を抑えながら、全身をみだらにくねらせ続けたのだった。
「あ、うン‥‥。あっ‥‥いい、いいですわよ、ドリーさん。あの――」
 考えると、あのときのジャニスさまとわたしは、さっきの彼女と調教士と同じ構図だ――なんだか、あのときのジャニスさまのやわらかなおっぱいの感触が、手のひらに戻ってきたような気がする‥‥。
「あの、今度お呼びする調教士さまというのは、一体どのような方なのかしらね‥‥。わたしが、選ばれたら‥‥。不謹慎かもしれませんが、楽しみですわ。‥‥いえ、国家のため、大義のためだということはわかっています。ああっ‥‥――!」
 ‥‥あの後、わたしとジャニスさまは、ルリアさまとともに、今回の任務に選出されたのだった。
「――ドリー、さっきのは、見ていてどうだった?」
 急に、ルリアさまのお顔がアップになった。
「あの身体測定というのは、なんだか、見ていてドキドキしたな」
 その表情には、当惑と好奇心とが入り混じっていた。
(やはり、ルリアさまも、そうだったのか――)
 わたしは、奇妙な安心感とともに、胸の疼きを覚えていた。
 胸の? ――いや、胸というよりも‥‥。


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