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ひこうき雲
【SM 官能小説】

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(その2)-7

 ………


何回かに分けた撮影は、縛りや電マ責めなどソフトなSMシーンから始まり、少しずつハード
なものに変わっていった。その日は浣腸シーンの撮影だった。


壁に取り付けられたライトの眩しい光が微かに揺れる。イチムラが抱えた撮影用のカメラが、
太いガラス製の浣腸器を手にした黒いブリーフ姿の色白の身体をしたトオルをとらえる。彼は、
ブリキの洗面器にたっぷりと注がれた白い溶液を浣腸器で卑猥に吸い上げる。後ろ手に縛られ
た全裸の私は、高い天井から垂れ下がる錆びた鎖で吊られ、足の爪先だけがわずかに床に触れ
ていた。縄がひしひしと乳房を喰い緊め、乳首がそそり立っている。

たっぷりと溶液を吸い込んだ浣腸器のガラスの先端で、淫猥な笑みを湛えたトオルは私のお尻
をゆっくり撫でる。その卑猥な感触に私は思わずお尻をぶるりと震わせ、口に咥えさせられた
ボールギャグを強く噛みしめる。

照らされたライトの光の熱を乳房の谷間から鳩尾の腹部にかけて仄かに感じる。彼は手にした
浣腸器の太い嘴管の先で、お尻の切れ目の奥の蕾を弄る。浣腸は初めてだった。AVの撮影と
は言いながらも、背筋に悪寒が走ったとき、私は咽喉の強い乾きを感じ、唾液を唇の端に滲ま
せる。

トオルは浣腸器の嘴管を私のお尻の割れ目に少しずつ潜り込ませていく。その卑猥な蠢きに
私は思わず下肢をよじらせる。

…くくっ…ううっ…うくくっ…

口に咥えさせられたボールギャグのすき間から、くぐもった嗚咽が洩れる。冷たい嘴管が肛門
のすぼまりに淫靡に挿入される。トオルがゆっくりとシリンダーを押し始めると、私の中に
粘り気のある液体がぬるりと注がれ始めた。生あたたかい溶液が私の中に妖しく流れ込んでく
ると、私の胸の鼓動が少しずつ高まっていく。

私は咽喉を仰け反らせ、乳房の先端をぶるぶると喘がせる。トオルは楽しむように浣腸器の
シリンダーを押し続ける。

むっちりしたお尻には、浣腸がよく似合うものなのよ。トオルの虫唾が走るようなオカマ声が
耳元を撫でる。私はAVで撮られていることを忘れたように身悶えると、からだを吊った鎖が
不気味に軋み、革枷が手首と手足に強く喰い込む。彼はさらに強く浣腸器の先端をお尻のすぼ
まりに押し込む。

…うぐぐっ…うっ…

やがて下腹部が溶液であふれると、ドクドクと脈打つように妖しい疼きが私を覆う。溶液によ
って、おなかの中が内側からはち切れんばかりに膨張していくのがわかる。トオルは薄笑いを
浮かべ、執拗にポンプを押し続けた。ようやく空になった浣腸器のガラスの先端を、彼はお尻
から引き抜く。そして奇怪な形をした極太のアナル栓を私の尻穴にずぶりと深く挿入し、細い
金属のベルトで強く固定する。

なっ、なんなのよ、これって。聞いてないわよ。私はボールギャグをされた口の中で囁く。

しっかりお尻の穴に栓をしたから、注ぎ込まれたものを出したくても出せないわ。我慢しなく
ても排泄の苦痛で気を失うまであなたは悦べるってわけなのよ。トオルはセリフにはなかった
言葉を淫猥に吐いた。

さらにトオルは小さな小瓶を手にすると、ゼリー状の飴色の粘液を指で掬い上げる。陰毛を
まさぐり、粘液がたっぷりと付着した指先を肉の割れ目に潜ませる。花弁の粘膜を揉みほぐす
ように淫靡に指先を蠢かせ、どろりとした粘液を陰唇に深く塗り込む。


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