第39章 あなたは他人に対する思いやりが欠落したサイコパスなのかしら?-2
「ああ、もうこんなに勃起して・・・今、皮を剥いて上げますね・・・」
水晶が皮を押し下げ、ゆっくりと亀頭を露出させる。
ぬちゃあ。
昴のペニスが卑猥な音をたてる。
「昴さま。今の音、聞こえました?最初から音をたてるほど先走りを分泌させるなんて始めてですね?それにもうこんなに硬い・・・ひたぎさまに見られていつもより興奮しているのですか?それとも水晶のことを思って興奮しているのですか?」
「水晶、聞かないでくれ・・・」
水晶が昴のペニスをしっかりと握り直す。
「そうですね。今は水晶だけを思って下さい。昴さま、水晶のことを可愛いと思ったことはありますか?」
「ああ、いつも可愛いと思っているよ。水晶はいつも僕の傍にいてくれた。辛い時も水晶の笑顔を見ていると心が安らいだ・・・」
「嬉しい・・・昴さま、水晶のことを女性として意識したことはありますか?」
「こんなに可愛い水晶を、意識しないはずがないだろう」
「ああ、本当に水晶のことを・・・水晶を抱きたいと思ったことはありますか?」
「あるよ・・・水晶にしてもらいながら僕が誰かの名を呼ばない時、それは呼んではいけない人のことを思っていたんだ。水晶、君のことだよ。水晶のことを思っていたんだ・・・水晶の絡みつく指が、水晶の体だと思って精を放ったよ」
「ああ、やっぱり。それが聞けただけで水晶は幸せです・・・それでは初めますよ。今日は水晶の名前をいっぱい呼んで、水晶を楽しんで下さい。我慢しなくて良いですよ。放ちたい時に放ちたいだけ放って下さいね。水晶の体は昴さまを楽しませるためにあるんですから」
水晶がゆるゆると昴のペニスをしごきだす。昴がたまらず悶える。
「ほうら。水晶は、昴さまのことは何でも知っていますよ。これ位の強さで握って、ゆっくりとしごかれると昴さまは耐えられなくなる・・・」
昴に初めて手淫を教えたその日から、ひたぎに踏みつけられて果てるまで、昴の射精全てを水晶が手伝い、導いてきたのだ。何百という射精の全てに係わり、一緒に妄想を膨らませることで、昴の好みも、昴の感じるポイントも、その全てを水晶は見つめて来たのだ。昴のツボなら手に取るように分かっていた。
「んああああ、水晶!」
「枕を水晶だと思って下さい。水晶が可愛いと思ったら、強く抱きしめてキスして下さい・・・」
昴が枕を強く締め付け、枕の頭に顔を埋める。
「昴さま。そのまま水晶を強く抱きしめていて下さい。今から昴さまを水晶の体で飲み込んで、腰を使いますよ・・・」
水晶が人差し指と親指で輪を作り昴の亀頭に押し付ける。輪の大きさは昴の亀頭より微妙に小さく、先走り液で濡れきった亀頭でも通り抜けることができない。
「昴さま。水晶は、昴さまを楽しませるために体を鍛えていたんですよ。昴さまが一番感じる強さで締め付けられるよう、昴さまの大きさに合わせた張型を作って、締め付ける練習をしていたんです・・・昴さまの想像より、水晶の体は何倍も気持ちいいはずですよ・・・さあ、入れますよ・・・」
言い終わると、水晶は指の輪の大きさをそのままに、強引に昴の亀頭をくぐらせ、更にカリ首を強烈に締め付けた。
「うわわわ、水晶!いつもと違う!」
「もちろん、いつもと違いますよ。昴さま専用に鍛え上げた水晶の体を使って、水晶だけが知っている昴さまが最も気持ちいい方法でしていますからね。さあ、もっと気持ち良くして差し上げます。腰を使いますよ。ほうら、ほうら・・・」
水晶が昴のペニスの上下を両手で握り、ずるりと滑らせた。
「んあああ!水晶!」
「ほうら。これ位の締め付けが昴さまは一番気持ちいい・・・動かしますよ。ほうら、これ位・・・ゆっくりと動かすのが昴さまは一番気持ちいい・・・」
「水晶!う、うわあ!気持ちいい!水晶!もう弾けそうだ!」
「出して良いんですよ。ほうら。ほうら。ほうら。」
昴の背中が反り返り、激しく体を振るわせる。水晶は射精するペニスを右手でゆるゆるとしごきながら、ほとばしる精液を左手でそっと受け止めた。