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Love&Love
【純愛 恋愛小説】

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Love&Love-1

中3、夏―…
グラウンドから運動部の声が聞こえる。蝉の鳴き声がこの夏の熱さをさらに熱くさせる。
私、月島 美香は中学3年の吹奏学部に所属しているいたって普通の女の子だ。受け持ちの楽器はフルートで一応、吹奏学部の部長を務めている。夏休みにコンクールがあるとゆうので、皆は大いに張り切っていた。私は特に張り切ってはいなかったが、やるだけの事はしておこうと練習をしている。
「夏休みはコンクールがあるからこの前配った、課題曲をしっかり練習して覚えておいてねー」
私の吹奏学部には反省会というものがあって、その反省会で今日感じた事などを楽器ごとに話し合う会がある。私は反省会という場を借りてこの夏の日程を皆に伝えておくのが私の役目。
「んぢゃーそぉゆう事なんで、これで反省会を終わります。姿勢、礼」
「ありがとうございました!!」
要約今日の部活が終わった。部長とゆう重荷を背負っているからほぼ毎日ある部活は結構面倒臭いものなのである。
「美香ぁー」
前からだるそうに歩いて、私の名前を呼ぶのは同期の小町 華。楽器はトランペットで副部長を務めている私のゆういつの理解者だ。
「2年が張り切ってるよ、マヂで。びっくりしたし。ところで今日は帰るん?彼氏と。」
「あー…」
彼氏というのは、二ヵ月前から付き合いだした和田 凌の事だ。付き合いだしたきっかけは、凌からの告りからだった。凌が私のメアドを友達から教えてもらい、そこからメール交換をするようになった。日に日にメールをしていく度に、私は凌の事が気になり始めていた。凌も気になっていたっぽくて、凌から『付き合おう』というメールがきて付き合う事になった。
「どしたーん?最近キャーキャー言ってないじゃん。何かあったん?」
いつもの私じゃないと気が付いた沙恵が顔を覗き込んでくる。
「ちょっとねー…いろいろあって…」
「え!?何?」
「実は…」
私が元気のない理由、それは凌の事だ。付き合う前と付き合いだした頃は毎日毎日凌からメールが来て、いつもドキドキさせられてたのに、今となっては、毎日メールはするけど一日にやり合うメールの回数が徐々に減っていっているのだ。私はそんな些細な事でも不安に感じたりするのだ。本来今日は、私と一緒に帰る約束をしていた。凌はサッカー部だからサッカー部が遅いときはいつも待ってなくちゃいけない。私は待っていた。やっと来たと思ったら私を無視して男友達と帰ってしまう。私はそんな日が何日も続くのは嫌だと思った。
「倦怠期ってやつ?…」
沙恵がそぉ呟く。
「そぉなんかなぁー…私にもぉ飽きたんかなぁ…」
そんな事を思っていた。

家に帰ると直ぐ様携帯を見る。
「新着メールはないか…」
前までは帰ったらすぐメールがきてたのに、今じゃそんな事はないのだ。
「もぉ、駄目なのかなぁ―…」
私は不安でいっぱいになる。凌とはまだ終わりたくない。これから沢山と思い出を作っていきたい、それなのに…いつのまにか私の頬から暖かいものが流れていた。
Pi Pi Pi Pi…
携帯が鳴る。新着メール有りの文字が画面に表れる。私はメールを開く。相手は凌からであった。嬉しさと同時に不安が押し寄せて来る。凌からの内容は私が思ってた事と同じであった。
[久々のメールでこんな事ゆうのもなんだけど、別れよう。俺は美香を幸せにする事は出来ない。ホントにごめん。今までありがとう。]
私はこのメールを見て、一気に奈落の底に突き落とされた感じがした。胸がキツク締め付けられ、目頭が熱くなるのがよく分かる。涙が零れ落ちないように、堪えても涙は平気で私の頬を流れ落ちてく。“別れよう”私が今一番聞きたくなかった言葉。


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