爛熟女子寮(4)-2
「ああ!」
伸び上がって、ふたたび、
「ああ!」
予想を超えた反応に驚きつつ、私は膨らみを舐め回した。
「ああ!気持ちいい!佐伯さん!」
声の大きさに慌てて口を離した。
「静かに、聴こえるわ」
日付はとっくに変わっているはずだ。
玲奈は朦朧とした眼差しを向けて喘いでいる。
「三田さん、あなたのオッパイ立派よ。こんなに感じるんだもの」
大きさなんて関係ない。
玲奈は口で息をしながら、
「体中が痺れて……」
やっとそれだけ言った。
私の泉はとっくに溢れて太ももを伝うのがわかる。玲奈は?
(どうなっているんだろう……)
玲奈の泉……。
「三田さん、自分でしたことある?」
「……」
玲奈は口を動かしかけて噤んだ。
「あるでしょう?オナニー」
顔を寄せて軽くキスをすると、ゆっくり瞼が閉じて、開いた。それが返事のようだった。
「どうやるの?いつも」
「いや……恥ずかしい……」
「恥ずかしくないわ。指で触るんでしょう?……こうやって」
私は素早く股間に手を滑らせ、彼女の割れ目に指を差し入れた。
「ああ、だめ」
股がきつく閉じられたが、中指はぬるぬるの秘唇に納まった。
「あ、そこは……」
「静かによ」
何だか男の気持ちがわかるような気がした。
私の息遣いも荒くなっている。
指をゆっくりと動かす。他人の指が触れるのは初めてだろう。
(やさしく……大切に……)
十分に濡れている。
「感じるでしょう?」
玲奈は首筋に血管を浮き上がらせて歯を食いしばっている。声を上げまいと堪えているようだ。
クリトリスを擦った。
「うう……うう……」
返事なのか震えているのかわからない。
歪んだ顔を見ているうちに、いま彼女の体に走って渦巻いている快感の凄まじさが伝わってくるような気がした。自分が愛撫していて感じてしまう。
(また体感移入だ)
「私のも触って」
たまらなくなって、腰を上げて股を突き出した。
玲奈を跨いで、上体を反った姿勢のまま、右手は彼女の割れ目を捉え続けている。
私の体勢をみて、小さな手が指を立てて伸びてきた。
「ああ……」
玲奈の指が私の花園に……。
「う……」
いきなり挿入されて息が止まりそうになった。とりあえず亀裂をなぞってくると思っていたので不意をつかれた格好になった。
(玲奈……)
突き刺さった指がいっぱいに入って内部をえぐるように回転する。そして抜いたと思ったら、また一気に差し込んできた。
「あうう……」
(ああ……玲奈ったら……ちょっと乱暴だけど、感じる……)
抜き差しの速度が上がってねちねちと淫靡な音が聴こえる。
私は間もなく火焔に包まれてしまった。もともと美和子と燃えに燃え、いつでも発火する火種を持っていたのだ。予想外の刺激を受けて急速に昇っていった。
私の指も玲奈を攻める。もはや指ではなくて掌全体で割れ目を擦っていた。
「感じる……うう……」
「ああ……だめ……」
先に落ちたのは私だった。突っ張って、ガクンと腰が折れ、襲ってきた痙攣に抗しきれず、玲奈の脇に倒れ込んだ。
彼女の体は震えていた。抱き寄せると絡みついてきた。ぴったりとくっつき、なおも押し付けてくる。
「玲奈ちゃん」
「志乃ちゃん」
口づけが熱く、甘く、舌を入れると彼女のほうから吸ってきた。