性奴隷・沙夜子-7
「どうして知ってるの! ・・もう無いわ」
「その薬、中身は精神安定剤と抗生物質なのさ」
「え! サヨ姉さんは、妊娠しないようにって・・」
「ふふっ、そうでも言わないと、ついうっかり飲み忘れたりしちゃうでしょ。」
真琴は、意地悪げにニヤリと笑った。
「でも、それで嘘つかれるなんて・・あたしって、信用されてないのかな・・」
真奈美は、少し不満だった。
「まあ、それほど大事な薬だったってことさ。
例えば、初めての動物との性交って、体にも心にも、大きな負担をかける。
人と違って、動物って加減が分からないので、本能のままにやっちゃうからね。
生身の人間は、気持ちよくなる前に痛さや荒っぽさで、体も心も傷付いちゃうんだよ。
だから精神安定剤を服用する・・
実際は、何種類かハーブ系エキスのブレンドなんだけど」
「精神安定剤って・・ 飲むとどんなふうになるの?」
「そうだね・・ 気分が明るくなって・・ 嫌なことは忘れて、ショックを和らげてくれるんだ」
(嫌なことは忘れる・・?)
「最初だけさ。そんな時期が過ぎれば、獣姦の楽しみが分かってくるのさ」
精神安定剤。 真奈美には、何か引っかかるものがあった・・
「・・それから、いいかい。
犬と交わるってことは、犬が持ってる、様々な雑菌や病原菌が自分の体内に入れちゃうって事なんだ。
まだ抗体が出来てない菌が体内に入ってきたら、どんな病気になっちゃうか分かんないだろ?
そうならないための抗生物質なのさ。」
「それって、ワンちゃんのセーシも殺しちゃうの?」
「あはは、精子までは殺せないよ。だいたい、人と動物で子供は出来ないよ」
「え? そうだったんだ・・ じゃ、犬のセーシ、お腹に入っても妊娠しないのね?」
「しないよ。どんなにがんばったって。」
「はあー・・ 良かった」
真奈美は、真琴の言葉を聞いて安心し、深くため息をついた。
「まだ安心するのは早いよ・・ 今日は大勢の人間のオスに出されたんだろ? それ、とっても危険だよ。普通、ヒャクパー妊娠だよ」
「あっ・・!」
真奈美は一瞬のうちにヒヤリと固まってしまった。
「これからサヨ姉の館に行くから、そこで避妊薬を渡すよ。すぐ飲んどけば大丈夫」
「そ・・そうなの? ・・ありがとう」
抗生物質とはまた別の、避妊のための特効薬があるようだ。
・・今夜は夜通し、様々なことがあったが、安心した途端に疲れが一気に襲ってきたようだ。
真奈美は、ウインドウに寄りかかるように、ぐったりとなって、うつらうつらとしていた。
クオオンとエンジンの加速音が響き、黒のセダンが夜の国道を疾走する。
真琴は、車の運転には慣れているようで、ハンドルさばきが様になっている。
真琴の容姿、話す内容。
真奈美は、それらを思い返しながら、自分と同じ学年同士なのに、二人の間には大きな人生経験の開きが有るように感じていた。
車は、20分足らずで沙夜子の豪邸の裏門の前に到着した。
真琴は壁に取り付けられた金属の箱にキーを挿した。
箱の蓋が開けられると、真琴はその中をのぞき込んだ。
すると、裏門は自動的に左右に開き始めた。
「おまたせ。この門は網膜で生体認証して開けるんだ」
真琴は、真奈美を乗せて、車ごと敷地内に入っていった。
「うわ・・壁の内側、こうなってたんだ」
沙夜子の豪邸は、その広い四角形の敷地の境界が、高さ10mの外壁で囲われている。
その敷地の中心には、4〜5階建ての邸宅が建てられているようで、壁の外から眺める限り、その最上階と屋根だけが確認できるのみだった。
裏門から入った敷地の中は、アスファルト敷きの、6車両ほどが駐車できるパーキングエリアとなっていた。
そして、パーキングエリアの四方は高い壁で仕切られており、正面の壁にだけ、大きなシャッターと通用口が設けられていた。
−真琴は慣れたもので、通用口から入ると広く迷路のような沙夜子の邸宅内を、真奈美の手を引きながら、どんどん奥へと進んでいった。
そして、目的の部屋に着くと、その部屋の戸棚からピルを出して、すぐ真奈美に飲ませた。
そのあと、真奈美を浴室に連れて行くと、体に付いた汚れをシャワーで落とした。
そして真奈美と二人、お湯を張ったバスに浸かった。
「キミ、疲れてるだろうけど、まだ寝ちゃだめだよ。 はら、溺れないように、こうやってボクが後ろから抱いていてあげるから。 ・・きれいに洗ってあげるね」
真琴に体を洗ってもらっている間に、真奈美は気持ちよくなり、疲れが増したのか何度も睡魔が襲ってきた。
そうして、うつらうつらしている間に、とうとう眠りに落ちてしまった。
−真奈美は夢を見た。
弾力のある太い触手のようなものが太股の間に忍び寄り、ぬめぬめと這い回る。
そして女陰を探り当るや、触手はその硬直した先端を、恥溝に押し当てながら前後に擦りつけ、陰唇を押し広げる。
やがて、局部を中心に痺れるような快楽の波が下半身に広がり、脊髄を伝搬して背中や脳髄へと快楽の電流が走る。
「ううん・・ ベル・・ いい・・」
「ふふ、真奈美ちゃん、大好きな犬とまぐわってる夢でも見てるのかな」
真琴は、石けんの泡を全身にまといながら、まるでソープ嬢のように、真奈美の全身をくまなく洗っていった。
そして、彼女のしなやかな細い腕は、泡に埋もれた真奈美の股間を、特に念入りに、時間をかけて愛撫した・・