性奴隷・沙夜子-12
漲る欲望を溜め込んだかのように一回り大きく膨張したタロの怒棒が沙夜子の花弁の中心を大きくこじ開け、バチン、バチンといやらしい打音を響かせながら激しく穿ち続けている。
沙夜子の陰唇は深く沈められたタロの怒棒を頬張りながら、一緒に体内へと埋没したり、引き抜かれる怒棒を咥えたまま一緒に体外へ飛び出したり、
まるで酸欠の鮒がパクパクと口を動かすように激しく出入りしていた。
そして間欠的にブジュ、ブジュと、白濁した粘液と涎の混合液が吐き出し、太股やテーブルを汚していた。
ガフウ、ガフッ・・ 遠目にタロが沙夜子の喉笛に噛み付いているように見えたシルエットは、近づくにつれタロが沙夜子の胸元に盛られた獣肉を頬張っている姿に変わっていった。
「うあ・・ このワンちゃん、サヨさんの上で生肉、食べてるよ・・ あんなに血が滴ってる・・」
真琴の背中に隠れるようにして顔を覗かせている真奈美の声も、ひどく上擦っていた。
テーブルの上に仰向けになった沙夜子の上で生肉を頬張るタロの姿には、それだけ鬼気迫るものがあった。
「サヨねえ! サヨねえ!・・ ダメだ、反応が無い・・ トリップしてしまったようだ・・」
「トリップ・・って?」
「精神が高揚して、興奮状態が続くことさ。」
「ええっ・・ サヨねえさん、どうしてこんなことに・・」
真奈美は、以前に沙夜子が公園でグレートデーンと激しいセックスを繰り広げた時の事を思い出していた。
脳裏に浮かんだ光景は、何とも切なそうな、苦しそうな、それでいて幸せに満ちあふれるような、なんとも悩ましい沙夜子の表情だった。
(そうだった・・ サヨねえさんは、デーンを愛してたんだっけ・・ それを、タロはここまでサヨねえさんを夢中にさせるなんて・・)
グレートデーンやドーベルマンといった大型犬より更に一回りは大きく、太く逞しいタロの四肢や胴体が、沙夜子の上に覆い被さっている。
そして、隆々と盛り上がった筋肉を波打たせ、ドパン、ドパンと腰を振っては沙夜子の両腿の間を穿ち続けている。
真奈美は、その狂った異常な行為を眺めているうちに、初めてタロに犯された日の自分を思い出していた。
(あの時、タロに何度も何度も犯されて・・ いつになったら終わるのか分からない不安と恐怖の中で・・)
「あ・・」
つい真奈美は小さく声を上げてしまった。股間から一筋、冷たいものが滴り、太股を伝って落ちるのを感じたからだ。
すっかりお漏らしをしてしまったと思い込み、慌ててスカートの中に手を入れて、パンティの上を指でまさぐった。
「どうした? 真奈美」
声に反応した真琴が振り返った。
「い、いいえ! あの・・ さ・・サヨねえさん、どうなっちゃうのかな」
「・・今、タロは発情中だ。相手をするには危険すぎる。ボク達が何とか出来る状況じゃない・・ 悔しいけど・・」
沙夜子は真琴の呼びかけにも答えず、細く開かれた焦点の定まらない目でタロと一緒にひたすらクチャクチャと肉塊をしがみ続けている。
その姿は、完全に正気を失っていることを物語っていた。
「・・おい、まさかアレ、ヤったんじゃないだろうな」
真琴は鬼塚に向かって問いただした。
「ああ? 何のことだ? ご覧の通りオレとタロで代わるがわる抱いた結果がこれだ。 とんだ淫乱女だったな」
「違う! この症状・・ ヤク打っただろ? オマエが得意なアッパー系のブレンドだ」
「ほお・・ とんだ言いがかりだな。 まあ、好きなように思うのは勝手だがな」
鬼塚は、ことさら落ち着き払って切り返した。 意味深な薄ら笑いが真琴の神経を逆なでする。
「マコちゃん、ダメだよ、ケンカしたら負けるよ」
「真奈美、キミは黙ってろ。 反則したのはコイツだ。 許せない」
「やっぱり、アタシが奴隷になってれば・・ これ以上みんなに迷惑かけたくない・・」
真奈美は目を潤ませ、声を詰まらせながら弱々しく訴えかけた。
「真奈美、その必要は無いよ。 これはボク達の戦いなんだ。」
真琴は慌てて打ち消し、真奈美を制止する。
「こいつは放っておいても、やがて第二第三の性奴隷を作り上げる。 たまたま今回、キミがターゲットになっただけだ。 今、みんなで協力して立ち向かわないと大変なことになる。」
「・・そ、そうなのね? あ、ありがとう・・ ごめんなさい・・」
真琴の言葉に勇気づけられ、真奈美は少し笑顔を取り戻した。
「フン、もう少しだったんだがな・・ やはりお前は邪魔だ」
鬼塚は真琴に近寄った。両手の握り拳には血管が浮き上がっている。 満身に力をこめているのか、関節のきしむ音が聞こえた。
「こら、それ以上近づくな。 ルール違反だぞ!」
真琴の一喝に、鬼塚は足を止めた。
「・・クソ生意気な小娘だぜ。 ま、そのうちオレが勝ったら、オマエも肉奴隷だ。 ガッハッハッハ・・」
高笑いを続ける全裸の鬼塚の股間には、今にも張り裂けそうなくらい赤く充血し黒光りしている怒棒がビクン、ビクンと脈動している。
その先には、ヨダレのように糸を引いて先走り汁が垂れ下がっていた。
叫び声どころか物音一つ漏れない地下室で、筋骨隆々の大男が真っ裸で娘二人と対峙している。
今すぐにでもこの大男が襲いかかってくれば、ひとたまりも無いだろう。
真奈美は、性奴隷としてのハードな調教を容赦なく施す鬼塚が真琴には手を出さず、お互いにらみ合うだけの状況に違和感を覚えた。
(ルール違反・・? 勝ったら・・? 何か勝負してるみたいな・・?)
「真奈美、あんまり近づかない方がいいぞ」
真琴の声に、はっと我に返った真奈美は改めて周囲に目を向けた。