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乙女☆大作戦
【女性向け 官能小説】

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-3


土曜日。
俺は朝早く目が覚めた。

あいつ、橋本さんとのデートの約束。
何時だって言ってたっけ?

考えてもしょうがない。
近頃あいつの計画のために早く帰る日が続いて仕事をかなりためてる。

休日出勤でもするか。

俺は重たい身体をやっとのことで起こして
スーツを着て
昨日、あいつが選んだネクタイをもう一度しめた。

今日、あいつと橋本さんが上手く行ったら。
俺は入社以来の3年越しの片思いをすっぱりあきらめようと決めた。

そう。モテない訳じゃない。
女なんかいくらでもいるじゃないか。

自分自身の心に嘘をついて自分を慰める。

あぁ。そうしたら5年前の俺に戻ることになるのか・・・・

学生時代、さんざん女と遊んで。
さんざん女をいい加減に扱って。
いい加減に自分に嫌気がさして

やっと本気になれそうな女が現れたのに。

モテる男が信じられないって。

自分の考えに可笑しさがこみ上げてくる。
自業自得か。

5年前に俺がひどい扱いをした女の子たちも
今、そんな風にどこかで思ってるのかもしれないな。

大きなため息をついて会社に向かった。



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