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人妻の匂い〜男を狂わす淫香〜
【熟女/人妻 官能小説】

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肉体調査-1

 奈緒を追い裏の廊下に出た田宮。人妻狩りに欲情を抑えきれない。
 「抱き心地の良さそうな体してるな、松上奈緒は…。いい締め付けしてそうだ。ペニスに吸い付くようにくわえ込むのだろうな…。フフフ…」
田宮はそう呟きながら行内を歩く。
 「ククク、隠れても無駄だ!欲求不満の匂いがプンプンするからな。観念して出てきなさい!」
静まり返った行内に田宮の声が響く。奈緒は暗闇に息を潜めて身を隠していた。とっさに隠れたが、銀行の外に出るには社員証兼ICカードが必要だ。それは更衣室のロッカーに置いてある。田宮の探索をかわして更衣室まで行き取りに行く必要がある。田宮の声から位置を判断し見つからないよう逃げなければならない。緊迫した状況の中、奈緒の体は迫り来る恐怖で潰されそうであった。
 「僕は逃がさないよ?君の欲求不満を解消してあげるよ。だから観念して出てきなさい。」
 「…」
体が震えてきた。恐怖で声が溢れそうだ。奈緒は必死で口を抑える。
 「これだけの発情メスの匂いを発しておいて逃げられる訳がないだろう?指示に従わないのならお仕置きも必要だな。」
 (嘘。匂いなんてする訳がない!引っかからないわ…。)
単なる脅しだと思った。諦めていなくなるのを待つしか出来なかった。
 その時だ。
 『ギー』
奈緒が隠れている場所の扉が開く音が聞こえた。
 「!?」
心臓が止めるかと思った。
 (匂いなんて出てない!たまたまここを探しに来ただけ!諦めてすぐいなくなる!!)
目を閉じてそう念じた。そして電気がつけられた。1枚の板の向こうには田宮の歩く音が聞こえる。奈緒は音を立てまいとひたすら身を固めた。
 「匂う…。プンプン匂うよ。欲求不満の人妻が男を求めて誘う匂いが、な。フフフ」
田宮は目の前のドアを開けようとする。しかし鍵がかかっている。
 「誰もいないのに鍵がかかってるとはおかしな話だなぁ!」
ドアをガタガタ揺らず田宮。奈緒は怖くてギュッと目を閉じた。すると急に音がピタリと止まった。ゆっくりと目を開けて様子を伺う奈緒。もしかしたら何かの理由でいなくなったのかも知れない、そう思った瞬間だった。
 「男子便所に隠れるとは男に餓えている君らしい。」
 「!?」
奈緒が慌てて上を向くと、そこには板の上から奈緒を覗いてニヤニヤしている田宮が見えた。そう、奈緒は男子便所に隠れていたのだ。
 「キャー!!」
体を縮こませて頭を抱えて叫ぶ奈緒。恐怖で体が固まった。
 「捕獲、してやるよ。」
何と田宮は板壁を乗り越えて中に入ってきた。
 「嫌!嫌っ!!」
田宮は鍵を開けドアを蹴飛ばす。
 「お仕置きだ。」
田宮は奈緒の襟元を掴み外へ放り出した。
 「きゃっ!」
便所の床に倒れ込む奈緒に田宮は陰湿な口調で言った。
 「君は梨田の肉便器だった女だ。男子便所が良く似合うよ。フフフ」
奈緒が田宮を見上げると、普段の紳士的な田宮の姿は微塵も感じられなかった。


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