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真雪の独白〜二日目の夜
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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9.-1

 私の三日間に亘るこの過ちは、ユウナが言うように私を誰よりも愛し、大切にしてくれている恋人龍への『裏切り』です。どんなに身体が疼いて熱くなり、性的な欲求不満に陥っていたからと言い訳したところで、この行為は一切許されるものではありません。果たしてその事実は結果的に愛する龍を傷つけ、彼にひどくつらい思いをさせてしまうことになりました。
 その龍は、自分が真雪をもっと大事にしなかったからだ、と自分自身を責めるようなことを言いましたが、それは絶対に違います。この出来事は100l私の落ち度であり、弱さであり、罪であるのです。

 そんな私を龍はぎゅっと抱きしめ、優しくキスをして赦してくれました。そしてそれまで以上に私を愛してくれました。

 それは私にとっては奇跡的なことです。

 どう償っても赦されるはずのない行為に走ってしまった女を、この優しい男性は責め立てることもなく、突き放すこともなく、ただ温かく抱き留めてくれたのですから。

 水族館から帰った晩、龍に抱かれ、心地よく燃え上がり、満ち足りた気持ちを味わっていた私は、彼の腕の中で涙が止まらなくなり、それでまたかえって龍を心配させてしまうことになりました。

 来月、私は晴れて龍と結婚します。
 私はあの出来事の後、龍に、そして自分自身に誓いました。もう二度と龍の手を離さない、と。
 彼が私の頬をそっとその両手で包んで、微笑みながら言ってくれた言葉を、私は一生忘れないでしょう。

「それでも君は、俺の大好きな真雪だから」

 龍は私にとってかけがえのない、世界一大切な人。彼と出会い、恋人同士になれたことは、私にとって疑いなく最高に幸運で、この上なく幸せなことだとこれからもずっと思い続けるでしょう。
シンプソン真雪(25)


 この作品はフィクションです。登場する人物、団体、企業名等は全て架空のものであり、現実と混同してはいけません。

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