願望達成-3
「ふん、児玉ちゃん、手伝ってやった。俺はここまでだ。後は好きにやりな……。おっと、記念写真撮っていいか?」
「記念写真……ああ、いいよ……」
志鎌は、魚肉ソーセージをお尻から抜き、何事もなかったかのように、ソーセージの皮を剥き始めた。
玲奈の瞳から涙が零れた。なぜ、こんな仕打ちをするの?
背後からフレアスカートを捲り上げられた。
「先生、下着の色、エッチだね」
児玉の指はヒップを撫でまわしてきた。
悪寒が走る。
「もう帰して。児玉くん、お願い……」
哀願した。
「先生、もうしばらく我慢するんだ。言うことをきいてくれたら、帰してあげる」
「どうするの?」
「靴とパンスト脱いで、椅子に座ってほしい。先生の脚を眺めたいんだ」
眺めるだけなんて嘘だ。児玉の口車に乗ってはいけない。逃げようと思った。振り向いて、部室のドアの方を見た。志鎌がいる。ドアの前に立って、ソーセージにかぶりつきながら、怜悧な笑みを浮かべていた。
逃げられない……。どうしよう……。
観念したのか? 玲奈先生は、ローファーを脱ぎ、パンストを両足首から抜いて、床に散らばった雑誌の上にそっと置いた。さあ、これからだ。児玉は舌なめずりした。
パイプ椅子に腰掛けた女教師の足元に跪く。つま先からしだいに目線を上げていった。
綺麗な脚だ。日本人離れしている。膝と膝を摺り合わせて、恥ずかしい秘苑を防御しているのがいじらしく感じた。
左足の親指を口に含んだ。舌で親指の裏をペロペロする。
「児玉くん、やめて……。汚いところだから……」
眉を顰めて、そして顔をそむけた。
「いい味だよ。先生の親指の垢だったら、いつでも舐めてやる」
左の親指を舐め、右の親指も口で愛撫する。
「ああ、汚いから……」
愛撫に合わせて、踵が上下に揺れていた。
「先生、バレリーナみたいに綺麗な脚だ。習い事は何してたの?」
「……」
答えない。
児玉は習字用の筆をとった。筆で足首から上に向かってなぞっていく。左手の指は、玲奈の右の脚を下から撫でていった。
「先生、こんな愛撫、初めてだろう?」
「やめなさい」
玲奈は脚を閉じようとしたが、許さなかった。
(激しく抵抗してこない。先生、感じてるな……)
女教師の脚はひらかれ、筆と指をフレアスカートの中に――。スリップの裾にほどこしてあるレース刺繍の花びらがなまめかしく揺れた。
薄布の上、筆を這わせる。
「昨日、愛撫したところこれだろう」
「ぅぅ〜……」
筆と指で、女教師の敏感な肉芽を責めた。