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私の王子様
【ファンタジー 官能小説】

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愛しいお姫様-9


 ジェノビアが痙攣する度、椅子がガタガタと揺れた。

「ぁ ぁ は あぁぁ」

 徐々に落ち着いてきたジェノビアは、ぽやんとした表情で天井のシャンデリアを眺める。

「ふふふ、イッちゃったねえ?」

 デレクシスはさも嬉しそうにニコニコと笑っていた。
 ジェノビアは虚ろな目をデレクシスに向けてぷっと頬を膨らます。

「……おじ様の……意地悪……」

 本物のデレクシスは自慰の時の妄想の中の意地悪なデレクシス以上に意地悪だ。

「ごめんよ?お詫びに綺麗にしてあげるよ」

「?」

 いったい何を綺麗にするのか、とジェノビアが疑問に思っていると。

クチュリ

「ひうぅっ?!」

 卑猥な音と共に快感が股間を貫いた。
 まだ余韻でヒクヒク震えている淫口に、デレクシスがしゃぶりついたのだ。
 下着越しに口いっぱいに秘部をくわえ込み、舌でゾロリと舐められる度、ジェノビアの脚が跳ねた。

「ひっ あぅ おじ 様 だめ 汚っ」

 刺激を感受しつつも抵抗するようにジェノビアの手がデレクシスの頭を押す。
 しかし、力が上手く入らずにただ添えているだけの状態だ。

「だめ おじ様 汚い からぁあん」

「汚くなんかないよ?凄く良い匂いだ」

ぢゅるる

「ひやあぁんっ」

 いったいどれだけ染みでているのか。
 デレクシスが吸うと凄い音を立てるので、ジェノビアは不安になり自分の股間を覗き見た。
 視線に気付いたデレクシスはそこに吸い付いたまま目線を上げる。
 ばっちりと視線が合うと、大好きな水色の目が嬉しそうに細められた。

「それに、美味しい」

 舌で唇を舐める仕草が卑猥なのに色っぽくて……ジェノビアは恥ずかしさとデレクシスへの想いとがごちゃごちゃになってしまい、眉をハの字にして困った表情になった。
 その表情を見たデレクシスも困った顔になり、びしょ濡れになって肌に張り付いている下着を引っ張る。

「ジェノビア、ちょっとごめんね?」

 ピッと音がしたと思ったら下半身に空気を感じた。

「え?やだ」

「うん、ごめんよ。破いちゃった」

 下着を魔法で破いたデレクシスは、シャンデリアの光に晒されたジェノビアの真新しい淫部に目が釘付けになる。



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