愛しいお姫様-8
ジェノビアはスカートをずり上げてそっと内腿を撫でてみた。
(何か……湿気ってる……)
スカートの中の空気は湿っていて、何だか匂いまでこもっていそう。
動きを止めたジェノビアがチラッとデレクシスを伺うと、彼は人差し指の背を下唇に当ててう〜んと首を捻っていた。
「うん。こうしよう」
閃いた、と指を鳴らしたデレクシスはおもむろにジェノビアの両脚を掴んでひょいっと椅子のひじ掛けに乗せてしまった。
「やっ?!おじ様?!」
大股広げになったジェノビアは慌てて脚を戻そうとするが、デレクシスがガッチリと脚を押さえていてそれを許さない。
「これなら良く見える。さあ、どうぞ」
だから、さあ、どうぞ、じゃなくて……と、突っ込みたいのに、当然の様に微笑まれたら何も言えなくなってしまう。
若い女性の股ぐらに座り込むいい歳したオジサン、という何とも情けない光景なのに、惚れた弱みというのか何というのか……デレクシスが喜んでくれるなら、何でもしてしまうジェノビアなのだ。
ジェノビアはデレクシスに促されるまま右手を秘部に添える。
くちゅ
濡れた音が耳に届き、身体中にカアッと血が巡るのが分かった。
「凄く濡れてるよ、ジェノビア」
フフフ、と笑いながら声をかけたデレクシスはジェノビアの手に自分の手を重ねる。
「ぁ」
「ここだよ」
重ねた手で導いたのは一番敏感な蕾。
「あ ぁうん」
ジェノビアの脚がビクッと飛び上がり、爪先がピンと伸びる。
「気持ち良いだろう?」
そこに触れているジェノビアの指を上から強めに押してやると、ジェノビアは喉を反らせて喘いだ。
「んぁ おじ様ぁ」
ふるふると震わせてやるとジェノビアはイヤイヤと首を振る。
「ぁ やだぁ やだ、おじ様っ 」
蕾からの刺激が子宮に響いてズクンと揺れた。
「あ あぁ やあぁぁ ぁあぁ」
未経験の感覚にジェノビアは目をぎゅうっと閉じる。
瞼の裏にチカチカと光が瞬き、どんどん激しくなっていった。
「あ や ダメぇっ!!」
「イッちゃえ」
「ああーーーーーーーーーーーーッ」
グッと強く押された途端、ジェノビアは空中に飛ばされた……様な感覚になる。