肉蕾を辱める-2
和也の視野にソファーが留まった。ところどころ破れてスポンジが見えている。
玲奈はブラウスを脱ぐと、ゆっくりと歩いた。背もたれにブラウスを掛けてから、膝を揃えてソファーに座った。薄紫のスリップが眩しく映る。
「暑いわ……。窓を開けて」
屋外に面した側には窓があった。
和也はセックスへの期待に喉を鳴らしながら、窓を開けてそして、玲奈の方に振り返った。
後ろ姿。窓から入ってくる風に黒髪が靡いた。乳房の上に手のひらをあてがっているのがちらりと見えた。
「先生……」
玲奈の艶やかな黒髪を撫でる。目を閉じていた。
「おっぱい、いつから大きくなったの?」
「……」
胸を隠していた手のひらを外して、女教師の乳房を揉んだ。ブラとスリップの上からでも柔らさが伝わってきた。ふっと吐息が洩れた。
和也は玲奈の横に腰かけた。
乳房を揉みしだく。
「先生、訊いていいですか」
「えっ?」
「先生は何人と経験したの?」
「……」
答えなかった。
ブラの上方から指を入れた。乳首に触れる。そこは硬く尖っていた。
「ああ、素敵だ」
女教師の乳首を指で挟み、キュッと捻った。
「ぁ、……ン」
「気持ちいいんだね」
玲奈の快感は昂まりつつあった。ぴちっと閉じていた膝が緩んでいくのを意識する。
自分の指より気持ちいいわ……。
和也にすべてを許してしまうのでは――。喘ぎながら、畏れが頭をもたげた。
「先生、ブラはずしていいですか」
「はずして……」
指は、背中のスリップの下を潜り、ホックが解かれた。和也はブラのカップをずりあげた。胸元がVカットされた紫のスリップに、膨らんだ乳首が当たった。和也の手は素早くスリップの下に――。乳房を手のひらで包まれて激しく揉まれる。
「ぁぁ……」
「大きくてなんて柔らかいんだ……」
「恥ずかしい……」
「恥ずかしいことない。とっても素敵だよ」
82センチDカップと密に自信があったところを褒められた。悦びがからだの内から湧いて――。
和也くんとひとつになりたい……。でも、今は早すぎる……。
「先生、ここにキスしていいですか?」
和也の指は、右の乳首を摘んでいた。捻ってきた。
「ぁぅ……ン……」
「先生、すごく膨らんでいる……。嬉しい……」
玲奈のからだをソファーに倒そうとした。
「あ、和也く〜ん」
鼻に抜けるような甘い声。
清楚な玲奈先生がこんなに色っぽくなるなんて――。
「今日は上だけにして……」
「うん……。乳首吸ってあげるね」
玲奈のからだは仰向けになった。和也はソファーの脇にひざまづいた。
大胆にVカットされたスリップを捲られて、乳首を唇に鋏まれた。強く擦られる。舌でペロペロされる。
ズキ〜ンと下半身にまで刺激が走った。深夜、そっと自分の指で愛撫する乙女の塔が鋭い感覚をよぎらせたのであった。