フェラチオ-4
「・・おい・・口を離すなって言ったよな?」
「ごほ・・・・!?・・」
が、オズオズとこちらを見てきた美咲の顔に滴る精液を見て、四郎の文句も引っ込んだ。
「・・・ま・・いいか・・」
自分の精液で、天使の顔を汚した事に満足したのだ。
「おい・・全部吸い取れ・・」
はあはあと息も荒い美咲に、ペニスを指差しながら言う。
「・・・えっ!?・・」
驚きながら見ると、先端に白い体液が滲み出ている。
「早くしろよ・・」
ペニスを凝視したまま固まっている美咲に、さらに声をかける。
「・・・・・」
殴られそうな気配を感じ取り、仕方なく先端をチロリと舐める美咲。
白い体液を舌ですくい取り、糸を引かせながら口内へと運ぶ。
「・・・!!」
(く・・・臭い・・)
独特の生臭い匂いと、苦い味に吐きそうになるが、今度はグッと堪えた。
「どうした?・・・」
四郎の言葉に後押しされ、ペニスの先端を咥えると、意を決してチュウチュウと吸った。
尿道に溜まっていた精液が、口内へ吸い出されて来る。
匂いが否応なく鼻に抜ける。
(臭いよー・・やだもう・・)
舌の上に生臭い苦い、ドロっとした液体が溜まっている。
(こ・・これが精子?・・)
思いながら、ソッと四郎の目をみる。早く吐き出したかったのである。
「離していいぞ」
その声と同時に、チュポン・・と音を立て、美咲がペニスから口を離す。
「おっと、吐き出すなよ」
美咲はほっぺを膨らませながら、四郎を見た。
「こぼれないように、口を開けてみろ」
四郎が言うと、少し上を向きながら、美咲がそっと口を開ける。
粘着質の高い唾液が糸をひく。
美咲の舌の上に、吸い出された精子が少量溜まっていた。
美咲の舌が嫌悪からピクピク動いている。
四郎は美咲の顔にかかった精液を指ですくい取ると、舌に擦りつけた。
「・・!?・・」
「全部飲み込め・・」
その状態に満足した四郎が言う。
「・・!!!・・」
美咲の目が驚いたように、見開かれた。
(・・えっ!?・・飲む?・・これ・・)
しばらく躊躇していた美咲だったが、鼻から息を吸うと、目をギュっと閉じて、ゴクンッと喉を鳴らして飲み込んだ。
ゴホッ・・ゴホッ・・
途端に咳き込む美咲。
「よーし 口を開けてみろ」
美咲はハアハア言いながらも、四郎に向けて口を小さく開ける。
四郎は顔を近づけると、美咲の開かれた口に吸い付いた。
「んん!・・」
美咲が驚いた声を上げるが、四郎は構わず、舌を差し入れた。
チュ・・ペチャ・・
手で美咲の頭を押さえると、舌を絡ませ、美咲の口内を舐めまわす。
先ほどまで溜まっていた自分の精子の匂いが微かにする。
このかわいい口や舌がさっきまで自分のモノを咥えていたかと思うと四郎はゾクゾクした。
愛おしそうに、美咲のトロっとした舌に、舌を絡ませ、唾液を送る。
「んんん・・・い・・いや・・・」
美咲が呟き、四郎を手で押すが、その手には全く力が無かった。
四郎は口を離すと、美咲にシャワーをかけてやった。
「よしよし・・寒かったろう」
温水のしぶきが美咲の身体から跳ね上がる。
「浴びたら出てこい」
四郎はそう言うと、風呂場から出て行った。
「・・・・・」
美咲はほっとしていた。ひどい目にはあったが、殴られずに済んだからだ。
「ガラガラガラ・・・」
急いでうがいをする美咲。生臭い味が脳裏にこびりついている。
四郎の舌の感触もおぞましく、ブルブルと身震いした。
それでも冷えた身体に、暖かいシャワーは心地よい。
シャワーを浴びながら美咲は考えていた。
「・・・どうしよう・・?」
身の不幸を考えると、自然と涙がこぼれる。
「ううう・・ぐすっ・・・」
でもいつまでもここにいる訳にも行かない。
美咲はジャージを身に付けると、風呂場から出た。
「お?出たな?」
待ち構えんばかりに、四郎がそこにいた。
「・・あ・・あの?・・帰して・・くれますよね・・?」
美咲は堪えきれずに本心を聞いた。
「・・・・・・・・」
四郎はしばらくだまっていたが、首を横に振った。
「・・いや・・だめだ!」
「!!・・え!?・・・どうして!?・・」
美咲の頬を涙が伝う。
「うう!!・・ぐっ!・・」
とほぼ同時に美咲がえづきながら泣きじゃくり始めた。
「帰すって・・言ったじゃない!・・・」
「どうして・・・どうしてよぉー!?・・・」
帰れると思ったから、フェラチオも必死で頑張ったのである。
四郎はそんな美咲の頭を撫でる。
「もう触らないでぇ!!・・・」
美咲が四郎の手を払いのける。
パシィーン!
ほぼ同時に、四郎が美咲を殴った。
衝撃で床に倒れ伏す美咲。
「・・ぅわぁーーん!・・あーーん!・・」
今までのタガが外れたのか、大声で泣きだした。
「静かにしろっ!」
大声で美咲を怒鳴りつける。
「・・うわーーーん!・・」
泣き止まない美咲にイライラした四郎は、おもむろにスタンガンを押し付けた。
バチッ!!
強烈な破裂音とともに美咲は静かになった。
四郎は美咲をベッドに横たえると、ジャージを剥ぎ取り、また裸にした。
スラっとした美咲の裸体。
胸を揉む。柔らかく弾力のある手触り。
「手放す訳ねぇーだろ・・」
「おまえは俺の女だ」
独りごちる。