第35章 私の敏感な体に火を付けておいて・・・満足をさせないなんて・・・-2
天井から片足を吊られたひたぎの姿は、女性に取ってこの上なく恥ずかしい姿でありながら、芸術といっても良いほどに美しいものだった。細い足首から美しいラインを描く長い脚は、太ももからヒップに掛けてボリューム感を増していく。その先には、生まれつき生えていないというパイパンが、滑らかな肌を持つ美しいパイパンが大きく割り開かれ、普段はひっそりと閉じている花弁が、大輪の薔薇のように大きく花開いていた。
「ひたぎ。僕がどこに見蕩れているか言ってごらん?」
「いやあ、言わせないで・・・」
「答えるんだ、ひたぎ。僕の心を奪った君の美しい場所はどこだい?」
「美しくなんかないわ・・・でも、どうしても言わせたいのなら言ってあげる・・・あなたが心を奪われ・・・見蕩れているところは・・・三蜂ひたぎのパイパンよ・・・」
「そうだよ。ひたぎのパイパンは本当に美しい。だけど、今のパイパンは何時もとは別物だ。自分の体がどうなっているか分かるだろう?ひたぎのパイパンが、今、どうなっている?」
「んああ、大きく割り開いて、その奥までが露になっているわ!」
「そうだよ。美しい花弁が大輪の薔薇のように花開いて、その奥の処女が露になっているよ」
「あああ、いやあ!」
「それだけじゃない。ひたぎの引き締まったヒップが大きく割れて・・・どこが見えていると思う?」
「んああ、アヌス! アヌスまで美しいと、美の極致だと言うの?」
「こんなに美しいアヌスは見た事がない。毎日キスをしたいと思うほどだよ・・・だけど、究極はこの場所だ!」
昴がひたぎの体に唇を寄せ、その場所を舐め上げる。
「はああああ!そ、そんな場所が、どうして!」
「この場所は、ひたぎの処女とアヌスを結ぶ場所、そして、ひたぎの美しい右脚と左脚が繋がる場所だ・・・」
そこは、割開かれた恥ずかしい場所の中でも、更に中央に位置する場所、蟻の門渡りと呼ばれる場所だった。
「ひたぎの美脚に僕がどれくらい心を奪われているか知っているかい?
細い足首からふくらはぎへの長く美しいライン、太もものボリューム感、膝の裏までが美しい。中でも真っ白な太ももの内側から脚のつけ根は、特にそけい部の美しさは、もはや芸術品だよ。
そして、何よりも貴重なのが生まれつきのパイパンだよ。その貴重なパイパンの内側に、ありえない程に均整の取れた花弁が、しかも普段は肌の色と変わらない美しい花弁が、赤く充血して花開いている。この感動を伝える言葉を僕は見つけることができない。
アヌスもそうだ。こんなに美しい色合いの美しい形をしたアヌスを見たことがない。毎日キスをしたいと思ってしまうほどだよ。
そんな、ひたぎの美脚を、パイパンを、アヌスを同時に見つめてしまうと、抑えがたい欲望が湧き出して狂いそうになる。その全ての場所に今すぐにキスをしたくてたまらない。どれかを選ぶなんてできはしない。全ての場所を今すぐに愛したくてたまらない。だから、その全てに繋がるこの場所を・・・僕は愛するよ・・・」
それは、ひたぎの想像を遥かに超えた発想だった。昴は、ひたぎの美脚に激しく反応し、ひたぎがパイパンだと知った時の喜びようも尋常ではなかった。そして、ひたぎを崇拝しながらも、アヌスを犯す願望を持つほどに、アヌスに対する執着も強かった。しかし、その全てを繋げて愛するなど異常者の発想としか思えない。
昴がひたぎの膣口とアヌスの間のその場所に顔を埋め、ねっとりと舐め上げる。
「ん、んああ!そこは何でもないの。只の幻想だわ!やめなさい!いやあ、しないで!」
片足を吊られて開ききったその場所にキスを受けると、自分がいかに恥ずかしい姿で固定されているかを思い知らされる。相手が昴であったとしても、火の出るような恥ずかしさに変わりはなかった。
「っく・・・ん、んああ・・・いやぁあああ!」
異様な感覚がひたぎの体を走り抜ける。直接的な性感帯でないだけに、周りの性感帯が疼いてたまらない。
「体は分かっているようだね?ここは、何でもない場所じゃない。繋がった場所だと言ったろう?」
昴の言葉に打ちのめされる。その場所にキスを受けるだけでアヌスが激しく疼く。大陰唇が戦慄き、花弁が充血して反り返っていく。強い刺激を求めてクリトリスが固くしこり、処女の奥がうごめいて蜜を吐き出し、花弁から溢れてこぼれ落ちていった。
体を拘束され、恥ずかしいその場所だけに意識が集中する中で、自分の体の変化を、各部の戦慄きを、その全ての感覚を、同時に、いやというほどに自覚させられる。
「んんん・・・こんな・・・はああ!・・・や、やめ・・・っく、んああ、いやああ!」