〈狂宴・中編〉-14
『男が嫌いだそうだから、優しくしてあげてね?ほら、怖いお姉さんが見てるんだから、大切に扱ってやらないと“後”で酷いわよ?』
(ふざけないでよぉッ!!やあぁッ!!さ、触んないでぇ!!)
汗に濡れた肌の上を指先が滑ると、優愛の皮膚はピクピクと痙攣を起こし、身体はビクビクと跳ねた。
ストッキングは破り取られ、スカートも引き千切られて奈和の糞尿の上に棄てられた。
『クククク……気持ち良くなったら喘いでイイんだぜ?美穂だって我慢出来なくなって、キャンキャン鳴いたろうからよぉ』
「あ"が〜〜〜〜ッ!!!」
二の腕や腋も擽られ、足の裏を舐められ、指の間までしゃぶられた。
タムルの悪戯に匹敵する感覚が全身を浸し、ますます乳首や秘豆は敏感になっていき、そこを図ったように虐められていく。
金髪鬼の侮辱の台詞に睨み返す余裕すら無く、優愛は只々泣き叫んだ。
『あんッ!何よぉ、凄く悶えちゃうじゃない……奈和のコトなんか、直ぐに忘れさせてあげる……「嫌いにならないで」なんて、ふざけないでって話よ』
『良かったなあ奈和……御主人様が優愛の頭の中、チ〇ポのコトで一杯にしてくれるとよぉ!』
「おあぁッ!!あぁぁぁッ!!!」
(わ…私の……優愛ちゃんは……私のなのに……)
触れてくる指先が生み出す感覚は、鉄壁だったはずの意思を侵食し、じわじわと入り込んできた……触れられたくないと願えば願うほど、その指先の感覚は鮮明なものとなり、否定し難い《快感》となって押し寄せてくる……絶望しか無い瞳を潤ませる奈和の前だというのに、優愛の身体は互いに交わした誓いを無視し、男達が繰り出す快楽の魔力に、敗れ去ろうとしていた……。
(嫌あぁぁぁぁッ!!!)
太股を撫でていた指先が徐々に下がりはじめ、尻の上を滑りながら、肛門へと近付き始めた。
そういえば、奈和は浣腸をされ、排泄を強制され、そして肛門までも姦された……。
架純という女性が言っていた御主人様は、このオヤジに間違いは無く、ならば自分も浣腸を施され、姉と奈和の前で拭い難い恥辱を曝す事となる……。
『お前のお姉さんも御主人様に可愛がられてなぁ、マン毛とケツ毛を剃られて浣腸されて……そうですよね、“御主人様”?』
『ウフ……汚いマン毛は燃やしてあげたのよぉ。それと、小便漏らしたから、それを浣腸してあげたの。あのオナラの音、優愛ちゃんに聴かせてあげたかったわぁ』
「あ…あぁ……」
もはや戦おうなどという思い上がりは霧散し、この運命から逃れる事のみが頭の中を支配した……奈和の尻に浣腸器が突き刺さったあの光景が、自分と重なってしまうたび、優愛の意識は乱れ、同じ空間に居る姉の姿を捜して視線はさ迷った。