〈狂宴・中編〉-13
『ん？なあに？優愛ちゃんどうしたの・か・なぁ？』
「ぐッ!!は…ッ……あぐ……!!」
汗に湿るパンティーは、秘豆を包む薄皮に張り付いたまま捲り上げてしまっており、その敏感な部位は、密かに剥かれた状態となってしまっていた。
自慰にすら嫌悪感を抱いていた優愛の、その汚れなき秘豆が、薄布の上からタムルの恰好の標的とされた……ストッキングに開けられた丸い穴の中心の、その“局所”の形と大きさを確かめるように優しく撫で、そしてパンティーの上から擽りを始めると、優愛は苦しそうに仰け反り、顔を左右にふり始めた……。
「はぐッ!!ぐぐ…うッ!!」
『え？優愛ちゃんどうしたのよぉ？ココ？ココがどうしたのぉ？』
パンティーの上からだというのに、優愛は明確な反応を示して悶え、しかし、それを押し殺そうと必死だ。
実に健気で、なんとも生意気な優愛の態度に、タムルは爪を立てて擦り、虐めに拍車を掛けた。
(嫌だぁッ!!止めて!!もう止めてぇッ!!)
薄皮を隔てて爪で掻かれると、むず痒い刺激が秘豆を襲い、それは脳天まで走っていった。
こんな気味悪く、憎悪の対象でしかないオヤジの指技に、思わず声が漏れてしまいそうになる自分が悔しく、そして哀しい。
たった一人のオヤジに翻弄されてしまう女体の非力さが、どうしても遮断しきれない刺激への反応が、悔しくて悔しくて堪らなかった。
『……貴女って本当に負けず嫌いなのね……素直に「優愛も気持ち良くって悶えちゃうよぉ」って可愛い声で“鳴けば”いいのに………あぁ、そういえば、美穂って大勢に遊ばれて悶えたのよねぇ？』
「ッ!!!」
ただならぬ気配を感じて目を開けると、優愛の周囲には男達が集まり、欲情に潤んだ眼差しで見下ろして来ていた……タムルと同じ褐色の肌をした男達の中に、金髪鬼の姿まである……この圧迫感と迫りくる性欲の熱に、優愛の華奢な牙は脆くも崩れた……。
(お、お姉さんッ!!嫌あぁぁぁぁッ!!!)
(やめろッ!!や、やめろッやめろぉ!!!)
姉に助けを求めた視線は天井を向き、次の瞬間には男達の不気味な笑顔が並んだ……背もたれは倒され、無防備な身体に、四方から鬼畜達の手が伸びた……。
『よぉ、優愛……奈和の奴、可哀想だったなあ？』
「うッ!?うぅ!!」
逆さまに顔を突きつけてきたのは、あの金髪鬼だった。
笑いながら奈和に暴力を振るった鬼畜が、今度は自分を見下ろしてきている。
(触っ…!?や…やあッ!!やだあぁ!!)
金髪鬼は、優愛の口に左手の親指を突っ込んで顎を掴むと、右手で耳たぶや首筋を、愛でるように撫で回した。
他の鬼畜達も胸肉や脇腹に指先を這わせ、屈辱的な悪戯を加えていった。