〈狂宴・中編〉-10
『ウヒヒ……鼻の穴がヒクヒクしてるぅ……感じてるのぉ?』
「ッ!!!」
懸命に耐えている優愛をせせら笑い、屈辱的な台詞を投げ掛けた。
いくら身体を強張らせようとも、反射的な痙攣は抑えようが無く、快感と認めていない感覚に鼻はヒクヒクと動いてしまっていた。
『あ……色が濃くなってきた……あ、あぁ……乳首がさっきより固くなってきちゃったよぉ?』
「おあぁぁぁぁッ!!」
痛みを感じる寸前まで乳首を摘まむと、そのままゆっくりと指先を回し、コリコリと捏ねくった。
その刺激は疼きとなって胸先から走り、強情な神経を説き伏せていく。
(な、何よぉッ!!こんな…こんな悪戯なんかに…ッ!!)
呼吸とは無関係に鼻の穴はヒクヒクと動くようになり、声帯は無駄な声を出そうと震えてしまいそうになる。
乳首はもっと伸びろと引っ張られ、余った指先は乳輪を執拗に擽る。
(もうやめろぉッ!!優愛を離せぇ!!)
乳首を引っ張られた胸肉は鋭く尖り、玩具も同然に弄ばれてしまう優愛は、荒げた声をあげて暴れている。
全てが無駄な足掻きだと知りつつも、そうせざるを得ない虚しさと哀しさに、姉妹は鬼畜達を酔わせる悲鳴を奏でる。
『ウヒヒ…ヒヒ……もう身体が熱くなってきちゃってるでしょ?』
(!!!!)
タムルは滑るように移動し、あっという間に開かれている股間の前に陣取った。
真一文字に開かれた太股の接合部にある、小さな小山の陰から、目を細めた笑顔の上半分だけが覗いていた。
(そ、そんなトコにぃッ!!は、離れてよッ!!この変態ッ!!)
景子に向けて突き出された尻は、ちょうどタムルの口元に肛門があり、鼻先に秘肉がある。
いくらパンティーとストッキングを穿いていたとしても、この体勢はとてつもない羞恥を感じさせた。