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処女寺
【複数プレイ 官能小説】

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処女寺 〔前編〕-7

「奥さん。アナルセックスしてくれるよね?」

せっかく高みに登ろうとしているのに、それを中断されて、弥生は眉をひそめる。

「……アナルなんて嫌。それよりも、このまま……」

「このまま、なに?」

「……このまま、普通のセックスを……続けて」

「いやだね」

萬念の腰は止まったままである。

「奥さんがアナルセックスするって言うまで動かさない」

「ああん……、いじわる……」

弥生がたまらず自ら膣口を前後させようとすると、萬念が怒張を思い切り後退させる。

「ああーーん、だめえーー……」

「奥さんがアナルを許してくれさえすれば、こうして……」ズムッと魔羅を奥まで突っ込む。弥生が喜悦の声を漏らす。「こうして、でか魔羅でよがらせてあげるんだけどなあ」
萬念は激しく腰を振り、人妻を絶頂寸前まで追い詰める。そしてまた、ピタリと動きを止める。

「いやあぁーーーん。や、やめないでぇーー」

やよいの声は思い切り鼻にかかっている。そして、ついに言ってしまう。

「あ、アナルをあげるから、その前に……、このまま逝かせてえ〜〜〜」

「おい、珍念、聞いた?」

「しかと耳にしました」

珍念は弥生をさらに深く抱きしめ、彼女の耳をカリッと甘噛みした。

「おーし。それじゃあ……俺ので一度、妙楽涅槃へ行ってきてもらうか」

萬念は剛根を、これでもかと打ち付け始めた。女陰は淫汁をしとどに溢れさせ、それに近接する肛門も、浣腸液をピュッ、ピュッと漏らし始めた。

ズムゥーーッ、ズムゥーーッという大腰で萬念の長大な魔羅が根元まで押し込まれ、雁首が半分露出するほど引き抜かれる。珍念は弥生の耳に舌を突っ込み耳穴との擬似性交。彼女の感じ方はどんどんどんどん増してゆき、ついに、四肢を激しく震わせて深いアクメを迎えてしまった。

「あああああっ……! あああああっ……! あああああっ……!」

間欠的に女陰が収縮し、同時に肛門から便の色を伴った浣腸液がビュウーッ、ビュウーッっと噴出した。萬念の胸、腹、下腹部が汚物にまみれる。

「……あーあ。出てしまいやがった。後で大きなほうの桶に出させるつもりだったのに……」

困り顔の萬念に、珍念が笑いをこらえながら言った。

「畳まで汚れてしまったね。後で掃除が大変だ。……でも萬念、おまえの汚れを落とすほうが先だよ。早く風呂場へ行っておいで」

そういう二人の会話を、畳に突っ伏した弥生は呆けた顔で聞いていた。いや、激しい絶頂の余韻で、何も聞こえていなかったに違いない……。



 クリトリス逝きを迎えたメイも、十数秒は何も聞こえなかった。やがて耳にしたのは、ハアッ、ハアッという自分の激しい呼吸音だった。肉芽で感じた、とてつもない甘さ。お菓子を食べて幸せな気持ちになる、その数倍、いや、十数倍の「良さ」だった。

「いかがでしたかな?」

玉泉が微笑みながらメイをのぞき込む。彼女は思わず両手で顔を覆い、身を縮ませた。そんな乙女の腰を優しくさすってやりながら、住職は言葉を継いだ。

「さて、クリトリスで達したおかげで、膣も十分潤ってきたようじゃ。………そろそろ、本題に入るとしようかの」

法衣を脱ぎ捨てると、下には何も付けていなかった。すでに天を衝いている男根を見て、メイがビクリとする。

「怖がらずともよい……。この肉竿の猛りは、メイさん、貴女のためにこうなっているのじゃよ」

「私の……ため?」

「さよう。貴女にめでたく破瓜という儀礼を通過してもらう。そのお手伝いが出来る喜びで、こういうふうに勇み立っているのじゃ」

「………………」

「さあ、こんな拙僧の魔羅で失礼じゃが、メイさんの処女膜にほつれを生じさせ、そのほつれを大きくして膣道へ魔羅と一緒に新鮮な空気を通わせましょう」

「……………………」

「その際、痛みを覚える女性もいれば、そうでもない方もいらっしゃる。拙僧は極力、痛みを感じさせずに破瓜を達成せしめますので、安心して身を任せていただきたい。よろしいかな?」

メイはすぐには返答出来なかった。

「メイさん。先ほど、クリトリスで逝きましたな?」

玉泉の問いに、娘は微かに頷いた。

「破瓜を済ませ、膣に男根を呼び込んで行うセックスを何度も経験していると、クリトリスで逝く時の、何倍もの気持ちよさを得ることが出来るのじゃよ」

「何倍……もの?」

メイの瞳がわずかに揺らいだ。

「さよう。何倍もの気持ちよさじゃ。……もっとも、今宵は破瓜であるからして、処女膜を押し破るのが目的。気持ちよさは明晩に教えてさしあげましょう……」

「……そうですね。……今夜は処女を卒業する時。……卒業しなければいけない時」

「破瓜を終えてこそ、女の真の喜びを知ることができる……。さあ、心は定まりましたかな?」

メイはなおも逡巡していたが、やがて、ほんのわずかだが、顎を下に動かした。視線を外したまま、微かに頷いたのだ。

「さあて、それでは……」

玉泉はメイを蒲団へと誘い、静かに仰臥させた。そして、いきり立つ魔羅をつかんでその鎌首を押し下げ、男を知らぬ秘裂と、ぱんぱんに張り詰めた亀頭とを突き合わせた。


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