処女寺 〔前編〕-4
いっぽう、玉泉の部屋では、住職の口がメイの花弁のような唇を塞いでいた。
「んん…………」
娘がくぐもった声を上げる。玉泉が優しく、しかし執拗に唇を吸う。メイが顔を背けようとするが、男の手が頬を押さえているので動かせない。やがて、住職の舌が割り込んでくる。異性の舌の粘膜を感じ、メイは身がすくんだ。他人の舌が自分の口の中でうごめく。舌の表面をくすぐられ、舌裏を舐められ、口蓋を刺激され、歯茎にまで愛撫が及ぶ。
「…………んん」
そのうちに、メイの意識に薄桃色の霞がかかる。口の中に快感らしきものが生じ、強張っていた四肢が徐々に弛む。そして、娘の舌が強く吸われると、白い指が住職の腕をつかみ、玉泉の舌がメイのそれに激しく絡まると、彼女も、そっとだが自ら絡め返すようになった。
「ん……、ん……、ん……、ん……」
舌での性交とも言える淫らな接吻が続くと、メイの指は男の腕に食い込み、ピチャッ、クチュッ、というディープキスの音が、娘の欲心に火をともした。
そんな濃厚な接吻が終わった頃には、メイは諸肌脱ぎにされ、乳房を露わにしていたのだが、玉泉が背後に回って抱きしめてくるまで自分の姿に気づかなかった。
「ああ、……いやっ」
男の左腕がウェストに巻き付き、右手が片方の乳房を揉み上げている。メイは住職の腕から逃れようとするが、男の膂力に抗えるはずもなく、胸はやわやわと揉まれ続ける。
赤面してうつむくメイを見て、玉泉は早くも股間の高まりを感じていた。愛らしい娘が自分の手で籠絡されている。このシチュエーションは今まで何度も経験した彼だったが、本日の処女はものが違った。彼の嗜好にほぼ完璧に叶った美少女なのだ。白い胸を揉む手にも、つい力が籠もる。
「なんとも触り心地のよい胸じゃ」
玉泉に言われてメイはますますうつむく。そして、男の手が乳首に触れると、弾かれたように顔を上げる。その隙をついて住職は娘の両脇に巧みに腕を差し入れると、両手で乳房を揉み始めた。時折、人差し指で乳首をいじる。
「ああ…………ん」
思わず甘い声を漏らしてしまうメイだった。
ところ変わって小坊主たちのいる部屋。身体中にキスの雨を降らされた弥生は、意に反して乳首を勃たせ、女陰に露を宿していた。そして、萬念がとんがった乳首を集中的に舐め回し、珍念が白い太腿を押し開き、ヴァギナへ舌を這わせるようになると、嬌声を漏らすようにもなった。
珍念と萬念は弥生のアナルを狙っていたのだが、思いのほかガードが固いので、まずは普通のセックスで快感を高めてから、改めて後ろの穴の処女を頂こうと作戦変更していたのだった。
「あああっ…………」
弥生の声が高まる。珍念が指で秘口を攻め始めたのだ。小坊主の中指は初見で弥生の性感スポットを探り当て、そこをピンポイントでグリグリとやり、人妻の口から甘い声を奏でさせていた。萬念は萬念で、執拗な乳首の舐め回しで弥生の胸の感度を高め、甘噛みという技も織り交ぜてヒイヒイ言わせていた。
そして、弥生の濡れそぼった秘裂がペニス受け入れの準備完了と告げるかのように半開きになった時、素早くパンツを脱いだ珍念の男根が、エレクトした状態で彼女の秘裂に分け入った。
「いやっ……。だめだめっ……。ああうっ……………………」
ズブズブズブと膣の最深部まで入れられて、弥生は言葉が出なくなった。そして、小さな振幅で珍念が腰を振り始めると、左手が畳に爪を立て、右手の握った拳が妖艶な唇にあてがわれた。嬌声の漏れるのを遮ろうとするように。
相棒がセックスで弥生の身体を攻略しようとしている間、萬念は彼女の心を攻めようと自慢の逸物を股間からたぐり出した。仰臥する人妻の顔の上にデロンと出現した萬念の男根は黒人なみの長大なものだった。オマ○コを突かれながら、その雄根を目の当たりにした弥生は我知らず膣がキュンとなった。女性は一般的に異性の性器を見ても男性ほど興奮しないものなのだが、弥生は「根がスケベ」だったので、萬念の大物を見て、ときめいてしまったのだ。さらに、徐々に硬さを増しつつあるビッグペニスで頬をピタピタと叩かれると、膣をさらにキュンとさせてしまった。キュンとなると刺激も高まる。珍念の肉茎に女の白い汁が纏わり付き始め、感じてきているのは明白だった。