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LOVE AFFAIR
【アイドル/芸能人 官能小説】

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10.知らずに上がった舞台-8

「ご……、ぐっ……、おごっ……」
 忽ち口内に熱い粘液が大量に溜められていった。透明汁より圧倒的に濃密なニオイと味が口鼻に充満する。油断すると口端から垂れ落ちるか、喉の奥に流れこんで来そうになるくらいの大量の精液が口の中に注ぎ込まれてきた。
「ンッ……、んん……」
 最後の一滴まで搾り出すと、徐々に男茎のスライドがゆっくりになってくる。腰を緩やかに前後させながら、
「はあっ……。おおうっ……。ほらぁ、ゴックン、して?」
 と、つかんだ頭の髪を撫でて見下ろす。口内に溜まった精液が今にも喉に流れ込んできそうだったが、悠花は眉間を寄せて首を何度も横に振った。
「早くしないとぉ……」音を立てて唇から大きな亀頭を抜き取って、まだ射精の余韻でふらつきそうになりながらソファを降りると、悠花の足下にひざまづいた。「こうしちゃうよぉ?」
 村本はソファに座ったために捲れあがったミニの裾から優美に伸びる揃えた美脚へ手を伸ばし、スカートの中へ素早く突っ込んでくる。慌てて手でミニの上から押さえつけようとしたが、既に両手の指が下着の両サイドをガッチリと掴んでいた。
「ンーッ!」
 腰を捩り脚をすり合わせるが、両手を強引に引かれると、薄布は悠花の下腹部から容易にズレて引き剥がされ始める。一週間身につけ続け、しかもホテルに入る前に男に嗅ぎ回されて奥から愛汁をクロッチに滴らせてしまった。いや、そのヌメヌメとした亀頭を、エレベータの中でディープキスをされながら太ももに擦りつけられた時も、ドアの前で脚の付け根に当てがわれた時にも、悠花の体は村本の淫塊に擦られながら、奥が緩んで雫を分泌していたかもしれなかった。
(ダメッ……)
 古アパートの中でショーツを脱がされ、男に執拗に観察されたのを思い出す。今日の下着はあの日の比ではない。――見られたくない。見られてはいけない。しかし村本を押しとどめるには――。
 悠花は両目を固く閉じ、鼻に抜けてくる青臭いニオイに耐えながら、決死の覚悟で口の中の粘液を嚥下した。喉を通る今まで味わったことのない粘液の感触に、逆流してきそうな嘔吐感を我慢しながらようやく、
「……や、やめてっ……!」
 と、喉の奥に絡みつく精液に声を掠れさせながら訴えた。あと一歩遅く、一気に引かれた両手は、アニマル柄の下着をスカートの中から引きずり出し、膝頭まで引き下ろしていた。
「ああっ……」
 項垂れる悠花をニヤケ顔で見上げながら、
「あはっ……。ゴックンしてくれたんだぁ、どぉ? 俺のザーメンのお味は」
 と、足首から下着を抜き取りながら問うてくる。
「最悪よ……、もう。吐きそう」
 まだ卑劣で不浄の男の体液を吸収するのを拒絶するかのように胃の奥が不快感に蠕動する。
「いつも飲んでるカレシのよりおいしい? くくっ……!」
 精飲などしたことないのに、バゼットのことを引き合いに出され、憤怒に全身が熱くなって、
「飲まないわよっ! 飲むわけ無いでしょ、こんな汚いのっ! ……死ねっ!」
 と吐き捨てた。
「そぉ〜? でもぉ、悠花ちゃん。ちょっと濡らしちゃってるじゃない?」
 目の前で、たった今手に入れた下着を、悠花の身に付いていた部分を裏返して指で広げながら中心をまじまじと観察される。
「見るなっ! もう、何してんのよっ……。だから、見ないでよっ! 変態っ!」
 恫喝しても、クロッチの中心にしっとりと湿る愛汁のシミが付着しているのを見られてしまった。羞恥に気が狂いそうになるのを、男を罵倒することで何とか精神を支えるしかないのだ。
「ふふっ……。オチンポ舐めながら濡らしちゃうなんて、悠花ちゃんも結構、俺との変態セックスに目覚めてきたんじゃない?」
「うるさいっ! ……そんなわけないっ」
「くくっ、イラマチオされてさぁ……、しかも俺のチンカス、ナメナメしちゃってっ」
「それは、あんたが……、ぐ……、う、……ぷっ」
 亀頭の裏側に蔓延っていた恥垢の存在を思い出さされ、それを直接舌で舐めさせられた事実を思い知らされてえづいた。村本は下着を持って立ち上がると、嘔吐感に苛まれている悠花のすぐ傍に立って見下ろして、
「ほらぁ、ちょっとパンティ重くなっちゃってるぅ。こんなに濡らしちゃったんだよぉ、悠花ちゃんっ」
 と、まるで汚物を持つかのように、親指と人差し指で端をつまんでぶら下げ、悠花の顔の前で揺らして見せる。
「……くっ」
 村本は顔を背けた悠花へ手を伸ばし、
「ほーらっ。ちゃんと見て? 自分で濡らしたんでしょっ!?」
 と、悠花の目元からサングラスを抜き取った。恐る恐る瞼を開き、薄目で揺れる薄布をみると、クロッチの裏布にシットリと羞恥の染みが広がっているのが見えて、瞬間悠花は再び目を閉じて顔を背けた。


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