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LOVE AFFAIR
【アイドル/芸能人 官能小説】

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10.知らずに上がった舞台-12

「ふふっ……。また悠花ちゃんがイクとこ見せてよぉ……。歯ブラシでクリいじくられてイッちゃったときみたいにさぁ……」
 どんな浅ましい女だって自愛に使わないような道具で絶頂に導かれた。その時の快楽、そして羞恥を思い出して、
「うっく……。む、むりやり……、されただけ……、きゃっ!!」
 言い返しているさなかに、村本がもう一方の手で、じらされている入口のすぐ上で性感を溜め続けていたクリトリスを指で軽く挟んで震わせてきた。
「あ、は……、だめ……、やめて……」
 顔面を押し付けられた際に下着越しに唇で挟まれて舐め回されたクリトリスが、性感を焦らされた末に直接愛撫されて、まるで男の指を追いかけるように恥丘の頂を更に高く突き上げてしまった。
「ほらっ……、クリされたらいっぱいマン汁出てくるじゃん。ね? 悠花ちゃん。イカせちゃおっかぁ? 悠花ちゃんもちゃんと分かってるでしょ? 中の上のところにある、ア、ソ、コ……、あはっ」
 村本の反り返る男茎によってさんざん擦り上げられ、何度も絶頂に導かれた、内部の天井にある性感の集中したポイント。そこを今刺激されては恐らくひとたまりもなく、男の求める絶頂姿を晒してしまうだろう。
「だ、だめだって……。んんっ……」
 口を衝く言葉は拒絶を表しているが、村本の言葉に否応にもそのポイントを意識してしまって、男の弄撫に耐えなければならないはずのその一点へ疼きが強く巻き起こってくる。
「ほらほら、悠花ちゃんも本当はして欲しいんでしょ? オマンコ、ヒクヒクしてるぅ……。ね? エッチな音、聞こえるでしょっ!」
 と言うと、呼び覚まされて敏感になったクリトリスを指の腹で震わせてきた。周辺にまで溢れていた愛液と指の腹が弾けて、ピチャピチャと淫猥な音が聞こえてくる。
「ああっ! やっ……、だ、だめっ……、あ……、や……、あ……」
 忽ち悠花はあのエクスタシーへの淵へと追い込まれて、もうだめだ、と固く目を閉じた瞬間に手を緩められた。
「はっ……、はっ……。……、……んああっ!!」
 絶頂の寸前で引き止められて、胸を喘がせている悠花に五分も休息を与えずに、また高速の玩弄をクリトリスに送り込み始める。そしてまた悠花が絶頂に達する直前に猛威が去ってしまう。悠花の性感が体の中へ溜め込まれていくに従って、手を緩めるまでの時間は反比例に短くなっていくが、村本は悠花の腰の艶かしい動きから絶妙のタイミングを決して外さなかった。
「あっ……、な……、も、もうやめて……」
 執拗なまでの寸止めの繰り返しに、思わず悠花は消え入りそうな声で哀願していた。
「ん? やめて、じゃないでしょ? やめないで最後までして、じゃないのぉ?」
「ち、ちが……、う、うああっ!!」
 大きな声が出てしまった。寸止めの余波が去り切らないようにクリトリスを緩やかに撫で慈しんでいるその直下で、ついに中指が柔肉を押し割って侵入してきたのだ。村本の大きな亀頭が通過した経験があるのだから、それに比べて中指は細いはずだった。しかし今日ここまで玩弄されつづけた悠花の体の中を初めて貫いて、トロトロになるまで焦らされた秘所を拡げていく感覚は、クリトリスへの愛撫とは比べ物にならないくらいに一気に悠花の淫楽を押し上げてきた。
「あ、だめっ……、ほんと、ちょっとっ……、んっ……」
 体を捩らせてソファに肘を突き、仰向けに沈んでいた身を起こして指の侵入から逃れようとソファを昇ろうとしたが、その程度では到底免れるようなものではなかった。中で少し指を曲げ、左右に捻られると、男茎では感じることができない動き、そして今までの恋人には一切されたことのない愛撫に、その指先に向かって夥しい愛液をかけてしまった。
「あはっ……、今、マン汁出した、でしょ?」
 いちいち指摘して来るのが堪らない。「……じゃ、指でクチュクチュされてイクところ見せてねぇ?」
 と、中ほどを弄っていた指が更に奥への侵入を再開してきた。その向かう先は、悠花がもっとも乱れてしまうあの一点であることは間違いなかった。
「わっ……、や、ちょ、ちょっと待ってっ」
 両手を自らの股間に向けて、男が指を差し入れている手首を両手で掴む。何ていう行為をしているのだろう。男の手首を持つと自分のはしたない行為が思い知らされるし、両手で抑えても侵入を留めることはできなかった。


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