第七章:狂わされた理性、穢されてゆく肉体…-1
「いひぃッ!」
秘所に挿入してあったバイブを抜き取られるだけで、膣痙攣でも起こしそうな衝撃を受けた久美子は狂おしげに悶える。だが、後ろ手に縛った縄を解かれると、半分ずり下げられたパンティもそのままに、男たちの間を這って逃れようとした。だが、異常なまでに性欲を昂ぶらせた獣たちから、自由の身になれるはずもなく…。
「ハンケツのまんま、どこへ行こうっていうんですか、小熊さん?」
西山は久美子のパンティを後から攫むと、引きずって立たせ、その尾骶骨に激しい膝蹴りを入れる。激痛にのたうち回る暇も与えず、パンティを力任せに引き裂く西山。
「本当はフェラだけで勘弁してやるつもりだったけど、久美子ちゃんがあんまりスケベなんで、俺らの一物が鎮まらねぇのよ 今宵は俺らの歓待でたっぷり喘いで悶えて、昇天して相田の事は忘れてもらいましょう!!」
獣たちから再び、哄笑が沸き起こる。
「助けて、雅昭ぃ〜〜ッ!!」
久美子は初めて恋人に助けを求めた。しかし、その声が呼び水となり、乙女を蹂躙する獣たち。全裸となった肉体は再び縛られ、乳首を嬲られ、性穴には無数の指を挿し入れられ・・・。彼女の助けを求める声が届く事は無い…。
久美子は頭上で縛られた自分の手首を見つめながら、股間から全身に広がる快楽に放心している。久美子を犯すトップバッターは無論西山だった。
「たまんねぇッ! たまんねえよッ!! この女!! 最っっ高の締り具合だぜッ!! いひいいぃぃぃ〜〜ッ!!
快感抑えられぬ、という表情で腰を振り続ける西山。
「あッ、あぁッ、はんッ、やんッ、あぁんッ」
座らされた状態で縛られた久美子は、騎乗位の体勢で獣からペニスの鋭い突き上げを受けるたび、あられもなくよがる。ひちゃひちゃひちゃ…卑猥な音が、結合部から漏れる。やがて西山は体位を変えるべく、ペニスを抜き取る。
「ひゃううッ」
股間を引くつかせながら悶える久美子。西山はそんな彼女の素振りを愉しむように今度は久美子の下半身を抱え込み、正常位で挿入した。
激しいレイプに曝されながら、小熊久美子はあることを考えていた。それは、密かに応募した俳句コンクールの一句だ。
【春風が 友を カレシに変えてゆく】
雅昭との初体験を通して詠んだ句だった。
(雅昭…私、悔しい…悔しいよ こんな奴らに身体を穢されるなんて 雅昭以外の人に…許すはずはなかったのに…)
純情な乙女は恋に目覚めれば一途だ。身体を許した幼馴染との結婚まで考えていた久美子は、己の肉体を犯されてゆくことが無念でならない。だが、最も無念なのは…。
(ごめんね…雅昭 私、私…感じている…)
久美子の口で夥しい精液を撒き散らした西山のペニスだが、今度は彼女の膣内でそれ自体が生き物のように脈打っている。女芯を嬲ることに慣れきったソレは、久美子のGスポットを探し当てることに、さしたる時間を擁さない。犯され始めて間もなく、乳首はコリコリに硬くなり、クリトリスはヒクつき始めている。時折、西山のペニスから溢れ出る我慢汁と、不覚にも感じきった自分が膣内に漏らす愛液とが混ざりあう感覚に絶望的な快楽を覚える久美子。意に反するSEXであろうとも、花弁を嬲られれば、秘所は熱く濡れ、肉体は熱り、声は漏れる。