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瑛美お姉さんは、なかなか言葉を発しませんでした。
瑠美ちゃんはいたたまれず、自分ではずしたブラを両手に持ち、そうすれば少しはおっぱいが隠れるかと、うつむくように体を縮こめました。
しかし、瑛美お姉さんの命令は非情でした。
「瑠美、手を後ろで組んで、思いきり胸を張りなさい」
「そんな……」
そんなかっこうをすれば、いやでもおっぱいが強調されてしまいます。
「あたしが無理やり、させてあげようか?」
瑛美お姉さんの目が、ちかっと、意地悪く光りました。
瑠美ちゃんは何も言えなくなり、ブラを床に起き、言われたとおりにしました。
後ろ手に組んだ瑠美ちゃんは、ぎゅっと目をつぶり、体を小さく震わせていました。
今や、ピンク色の乳首を頂点に持つその可愛い二つのおっぱいは、なぶられ、いじめられるのを待つかのように、ふるふると揺れながら、突き出されていました。
瑛美さんは、ビールをぐいっと流しこみ、立ち上がりました。
「いやらしいかっこうよ、瑠美ちゃん」
「いや……あんまりいぢめないで……」
「そんないやらしいおっぱいを人にさらしておきながら、そんなこと言う資格はないわね」
ピン!
瑠美ちゃんの乳首が、弾かれました。
「ううっ」
瑠美ちゃんは、左手首を握る右手に力を込め、かろうじて耐えました。
その様子に、満足げに微笑みながら、瑛美さんは言いました。
「わかってるじゃない。あたしがいいと言う以外、手を離したらダメよ」
言うがはやいが、瑛美さんは、瑠美ちゃんのおヘソに手をのばしました。
「ほ〜ら。こちょこちょこちょ〜」
「ああっ」
瑛美さんの手が、瑠美ちゃんのおヘソの辺りをさささっとくすぐっています。
でも瑠美ちゃんはけなげに、悲鳴のような喘ぎ声をあげながらも、目を固くつぶり、体を前後に揺らすだけで、手を離そうとしませんでした。
「えらいわ、瑠美」
くすぐり愛撫が終わると、瑛美さんは静かに言いました。
「手を離してもいいわ。ご褒美をあげる」
言うがはやいが、瑛美さんは、瑠美ちゃんを背中からぎゅっと抱きしめました。
強く、しかし乱暴さはありません、しっかりと抱きすくめられ、瑠美ちゃんは夢中になって自分もお姉さんにしがみつきました。
「もう少し……いいわね、瑠美」
しばらくして瑛美さんが口を開くと、瑠美ちゃんは、お姉さんの弾力のある胸に頬をうずめたまま、こっくりとうなずきました。
瑛美さんは、ぎゅっと力を入れてから、体を離しました。
「あたしがおっぱいを吸いやすいように、イスの上に立ちなさい。また手を後ろで組んで、おっぱいを突き出して」
瑛美さんの命令に、瑠美ちゃんが言われたとおりにすると、すぐに右乳首が瑛美さんの口に含まれました。
「ああっ!」
柔らかい、瑛美さんの舌触り。
瑠美ちゃんは、快感をこらえつつ、それでも必死に、体を動かさないように頑張りました。
「美味しい? お姉ちゃん、瑠美のおっぱい、美味しい?」
何かしないと快感に負けそうで、瑠美ちゃんは、叫ぶように聞きました。
瑛美さんは、やっと瑠美ちゃんのおっぱいから顔をあげ、
「美味しいわよ」
瑠美ちゃんの右乳首から唾液の糸を引いた唇をぬぐい、瑛美さんは言いました。
「まあ、もうちょっと大きくしてあげるわ」
瑛美さんは、今度は、太ももを撫で上げ、パンティに触れました。
「こんなに濡らしちゃって。お洗濯は自分でなさいよ」
瑠美ちゃんが顔を真っ赤にしてうなずいた瞬間、ピンクのパンティから、とろり、一筋の蜜のような液体が、彼女の太ももにたれました。
「………………」
「………………」
瑠美ちゃんがいっそう顔を赤くして天を仰ぐと、瑛美さんはにやりと笑い、
「こんないやらしい娘、見たことないわ」
「お姉ちゃん、言わないで……」
「瑠美、このいやらしい液はふいてあげるから、お姉ちゃんにお願いしなさい」
瑛美さんは、ハンカチで瑠美ちゃんの太ももをぬぐい、再び瑠美ちゃんの乳首を、まるで何かのスイッチであるかのように、ちょい、とつまみました。
「くン!」
「また固くして。ほら、自分で乳首見てみる? 充血してるわよ」
「いや……」
「瑠美、お姉ちゃんにお願いしなさい。瑠美のおっぱいを、もっと吸ってって」
「そんな……いや……」
「わからない娘ね」
言うがはやいが、瑛美さんは、瑠美ちゃんのパンティの上からアソコに指を突っ込みました。
「あっ」
「ほらっ。こんなに濡れてるじゃないの!」
手を離し、体を揺らしてイスから降りようとした瑠美ちゃんを瑛美さんはぐいと戻し、蜜で濡れた右手の指を、瑠美ちゃんのやわらかそうなおなかになすりつけました。