秘密の恋人-8
マユミはその場に横たわった。コーヒーカップとチョコレートの載ったトレイを脇にどけて、ケンジはその白く柔らかな身体に自分のカラダを重ねた。
「マユの身体って、ほんとにいい匂いがする……」
「そう?」マユミは恥じらったように頬を赤らめた。
それからケンジは、マユミの背中に腕を回し、自分の口で彼女の唇を吸い、舌で舐め、時折その舌を口の中に差し入れた。ぴちゃぴちゃと音を立てながらケンジはマユミのマシュマロのような唇を味わい続けた。「ん、んん……」マユミは恍惚の表情で応えた。
「AVって、こんなキスするんだ……」
「ちょっとやりすぎ……かな」
「そんな事ないよ。とっても気持ちいい。うっとりしちゃう」
「そうか。良かった」
やがてケンジは唇を移動させた。首筋、鎖骨、そして乳房へ。左手で彼女の右の乳房をさすりながら、左の乳首を口で捉えた。そして舌でそれを転がした。
「あ、あああ、ケン兄。いい気持ち……」
背中から右手を移動させ、彼はマユミのショーツの中に指を忍び込ませた。そして柔らかく温かな谷間に中指を挿入させた。「あ、ああん……」ゆっくりと奥まで指を入れたり、クリトリスにそっと触れたりした。マユミの息が荒くなってきた。胸が激しく上下し始めた。
ケンジは優しくマユミのショーツを脱がせると、さっきマユミが自分にしてくれたように彼女の股間に顔を埋め、舌を使ってクリトリスと谷間を愛撫した。マユミの身体は火照り、びくんびくんと反応し始めた。
「ああ、ケン兄、ケン兄、身体が熱い、熱くなってる」
ケンジはその行為を続けた。マユミの谷間から熱い雫が溢れ、カーペットにしたたり落ち始めた。
「あ、ああ、ケン兄、来て、あたしの中に来て!」マユミが喘ぎながら叫んだ。
ケンジはすでに大きく怒張して反り返っているペニスをマユミの谷間に宛がった。
「中に、入るよ、マユ」
「早く来て、ケン兄、早く繋がりたい! お願い!」
んっ! ケンジは勢いをつけて腰を前に突き出した。
「ああっ!」マユミは思わず叫んだ。
ケンジはゆっくりと動いた。それをしばらく続けた後、マユミの身体を横に回転させ、ペニスを抜く事なく後ろ向きにした。四つん這いになったマユミをバックから攻め始めたケンジはだんだんと絶頂が近づくのを感じ始めた。
「マ、マユ……」
「ケン兄、イっていいよ。あたしの中で、イっていいよ」
ケンジは激しく腰を前後に動かし始めた。
「ああっ! ケン兄! なんか違う、昨日と違う……気持ちいい、どうにかなりそう! ああああっ!」
マユミの身体がびくびくと痙攣し始めた。ケンジはさらに大きく腰を動かした。ぱんぱんと二人の身体がぶつかり合う音が部屋に響いた。「うううっ、ううう!」ケンジは呻いた。
マユミは全身を揺らしながら叫ぶ。
「ケン兄! あたし、ああああ! ケ、ケン兄、イって! イって!」
「ああああっ! 出、出る、出るっ!」ケンジも叫んだ。「イくよ、マユ、マユっ! ぐううっ!」
びゅるるっ! びゅるっ! びゅくっ! びゅくっ、びゅくびゅくびゅく!
「あああーっ! ケン兄ーっ!」「マ、マユーっ!」