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好き…だぁーい好きなんだからっ!
【幼馴染 恋愛小説】

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親対子-6

「だから今回の所はリハビリ代は出すって事で、身を引いて頂戴」
「……」

返す言葉も無い。私はこれ以上話にはならないと、絆を病院まで見送る事に。


「……」
「……。」

戻ってきたかのように、二人だけの病室へ戻る。今更空から雲が消え、青空が見え始めた

「良かったね、リハビリは続けれそうだね」
「…お母さん、お父さん、どうして?」

こうなるとは解ってた、でも私は彼が好き、それを二人にも解って欲しかった。
 ケドここまで全力を尽くし、怪我人を家に引っ張ってまで想いを伝えたのに…
 この出来事がウチの親は完全に私達の仲を否定している事を思い知らせ。

「これで退院出来る、オジサンの言うように残り僅かの命だけど、君を幸せにする。
 親なんて関係無い、なんだったら駆け落ちしたっていい」
「絆…」

普段の元気を無くし、弱りきる私、そんな私を目にした彼はゆっくりと暖かく包み込むように優しく抱きしめ、こう言う。


               共に生きよう……


次回、11話に続く。


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