投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

美少女
【その他 官能小説】

美少女の最初へ 美少女 43 美少女 45 美少女の最後へ

第34章 3人が一つ屋根の下に暮らしている理由が分かったわ。3人とも正妻なのよ。-1

「さあ、ご褒美よ。ベッドへ戻りましょう。それとも、ここでする?」

「ああ、寝室へ戻ろう・・・落ち着いてひたぎを抱きしめたいからね」

ガウンを羽織りベッドルームへ戻ると、水晶がお茶とお菓子を運んで来た。

「お茶をお持ちしました。それから、ひたぎ様に瞳からのレターをお預かりしております」

水晶がレターを取り出しひたぎに差し出す。

「瞳さんから?」

封筒を開けるとレターと2本の鍵が入っていた。レターを広げると宛名も日付もなく、ただ1行の文字が並んでいた。

『あなたは、八蜜の血を受け止めることが出来るのかしら?』

「八蜜の血?どうゆうことかしら?」

昴に目をやると、明らかに狼狽している。ひたぎは、しばらくの間二つの鍵を見つめると、思いついたように顔を上げた。

「昴。一緒に来て!」

「あ、ああ・・・」

部屋を出ようとするひたぎを、昴が追いかける。

「ひたぎ、どこへ行くんだ?」

「あの奥の部屋よ!」

「分かるのか?」

「感じるのよ。あの奥の部屋に瞳さんがいるようにさえ感じていたの。あの部屋の鍵に間違いないわ」

廊下の突き当たりに他の部屋とは異なる重厚な扉があった。ひたぎがその扉に鍵を差し込む。鍵を回すと重い音を立てて鍵が開いた。重い扉を押し開け中へと入ると、そこには異様な空間が広がっていた。

天井から吊り下がる何本ものロープ。様々な拘束台。そして、部屋の中央には大掛かりな吊り仕掛けが垂れ下がり、その下の床には大きな浸みが広がっていた。壁際の棚へ目をやると、数々の拘束具にバイブレーター、電動マッサージ器に見るに耐えない排泄器官を責める道具までもが並んでいた。そして、驚くほど多くの鞭が並び、そのどれもがとても使い込まれたものだった。

それらを一つ一つ確かめながらひたぎが進んで行く。クローゼットの前で立ち止まる。鍵穴は見当たらない。クローゼットを開くと、数々のボンテージ衣装にロングブーツ。そして踵の先が球状になった奇妙なハイヒールが並んでいた。ひたぎが更に進んで行く。そして、鍵の付いたガラスケースの前で歩みを止めた。ガラスケースの中には白、赤、青、緑の4冊の厚いアルバムが納められていた。ひたぎが二つ目の鍵を使うと、カチリと音を立てて鍵が開いた。


美少女の最初へ 美少女 43 美少女 45 美少女の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前