巫女の舞-9
神社を出て、二人は暗くなった誰も通らない、田んぼ道を自転車を引き二人ならんで無言であるいた。
暫くしてから、陸くんから話しかけてきた。
「なあ、今日のこと、絶対秘密にしような。てか、あんなに飲んで平気?どっかで口、うがいしてく?」
「水道なんて、このあたりないじゃん!てか、陸くんの精子だぞ、汚くなんかないよぉー」
私は素直にそう言った。
また暫く二人無言であるき、お互い別れる道にきた。
「じゃ、ぼく、こっちだし、また明日学校でな、おやすみ、みく。」
「うん、おやすみ、陸くん」
みく、って。今まで苗字でしか呼ばれたことなかったのに...。