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巫女の舞
【少年/少女 恋愛小説】

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巫女の舞-3


舞を練習する畳の部屋で陸くんと私は少し離れて座った。私はドキドキして照れてしまい、体育座りしながら顔を伏せたり、モジモジしてた。
陸くんは、あぐらをかきながらまわりをみわたしていた。彼は私が勝手に片想い中てことなどみじんも感じてない様子...。

暫くして、神主さんと、舞をいつも稽古してくれる巫女のお姉さん(琴音さん)が入ってきた。

神主さんは私と陸くんを近くに呼び、私たちの前に正座し、あらたまった感じで一息ついて話しだした。

「この村の祭の奉納舞をする若い巫女に、ある儀式をしないとならんのだが、秘密の儀式だから、二人にも口外して貰っては困る。儀式とは、若い巫女が奉納舞を捧げる前に同じ年かそれに近い年の男子の精液を飲ませなきゃならん。で、陸くんにそれをお願いしたいわけだ。」

「えー!まじィそれ!恥ずかしいじゃん」


陸君は、絶句した。私も、顔を真っ赤にして絶句した。


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