第二話-1
今日は優の家に遊びに来ています。
優はお父さんに、
新しいバイクの試し乗りをしてこいと言われています。
「えーと、優の同級生。かな?」
「優の彼女です!」
「ギャッ!!」
「うおっ!そ、そうなんだ?優?」
「ウルサそうだから表通りでエンジンかける…」
カラカラ
優はバイクを押して出かけました。
「そこ掛けて。麦茶でもどうだい?」
「あ、頂きます」
冷たい麦茶をもらいます。
「優と遊んでて、進路は大丈夫かな?」
「推薦が決まってますから」
「そりゃすごい。
ちゃんと勉強ができて、判断力はあると。
その上で優を選んでくれたんだね」
「はい」
「よし。君たち二人の間柄に、私は口を出さない。
それは二人の問題だ。
優をよろしく頼むよ。あれで怖がりだからな」
「はい!」
バララン、ン、ン。ジー。
優がバイクにまたがって、惰性で帰ってきます。
「ナニコレ、ノーマルなの?」
「チャンバー以外は無改造、のハズ。
オークション品だからな」
「えぬ•えす•あーる?なぁに?速いの?」
「いや、むしろ力が出てない。
あとハンドルにクセがある。
フォークオイルがシャバい。タイヤが硬い。
ハブダンパーは有るのかな?
チェーンが伸びてるのかな?
スロットルで動きがギクシャクするよ」
「ふむ、やっぱり圧縮が足りないか。
ステムベアリングも注文と。後は年式相応だな」
「でも、しなやかなんだ。
フレームと足回りと、
エンジンのバランスがいいのかな?」
「古そうだね、このバイク」
「20年前ってとこだな」
「すげえな…こんなんあるんだ…」
「さぁ、レストア、レストア。
パワーが掛けられるようになったら、また頼むぞ」
優の部屋に上がります。
叔父さんのところの三人息子が、様子を見に来ました。
「うおっ、スゲエ。優の彼女、カワイイぜ」
「俺のヨメに欲しいぜ…」
「優、ゴムは、ゴムはいらないか?」
「バカ!!必要ないよ!あっち行けって!」
「あは、はは」
「ゴメンね、あいつら本物のバカなんだ」
「男の人って、あんな感じだよね」
「兄弟同然なんだけど、
バカでバイクすぐ壊すから、
叔父さんと親父のバイク乗せてもらえないんだ」
「それで優がバイクの調子を見るんだね」
「ワンタンク空になるまでナラシしてこい。なんてさ。
わざわざタイヤとプラグ、チェックするんだ」
「なんで?」
「ちゃんと回して、荷重掛けてるかをね…」
「なにを回すの?ハンドル?」
「いや、エンジンをね…」
「いい?声出しちゃダメだよ?」
ベッドの上で、優の頭を胸に抱きます。
優は小さくうなずきます。
「優のここ、とっても柔らかい。気持ちいいの?」
耳元で囁きます。
「ううっ、ううっ」
優は目を固く閉じて、
自分の口を手で押さえて、
声を出さないように我慢しています。
女の子らしい仕草で、愛おしくなります。
「ほら見て、こんなに」
優の目の前で、糸を引く指を広げて見せてあげます。
「!!!」
「いいにおい。ちゃんと女の子の匂いだよ」
濡れた指で、
優の胸の先を転がしたり、しごいたりします。
「うっ、うっ」
「優の胸は小さいけれど、敏感だよね」
がんばってこらえてる顔が可愛い。
「胸、舐めさせて」
舌を出して近付けます。
優は驚いて、首を激しく横に振ります。
「なんで?優は初めてなんでしょう?」
恥ずかしそうにうなずきます。
「なら、優はキレイだよ。ね?」
優は恥ずかしそうに、胸先を私の口に寄せます。
ヌルヌルの先端を、優しく口に含みます。
「うあぁ、ぁあ」
「可愛い味。優、大好き」
布団の中で、優の汗ばんだ背中に身体を押し付けます。
バイクに乗るときみたいに。
「またツーリングに連れてってね」
「うん」
おわり