投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

LOVE AFFAIR
【アイドル/芸能人 官能小説】

LOVE AFFAIRの最初へ LOVE AFFAIR 89 LOVE AFFAIR 91 LOVE AFFAIRの最後へ

8.女神の宣託-9

 村本はデニム地をぎゅっと握り締めて射精の歓喜に全身を痺れさせていた。遂に瀬尾悠花の体を、己の淫らな肉棒で汚辱してやったのだ。コンドームをいくつも用意して、目の前でその中に射精する姿を見せ付ける。それだけで悠花の意識には避妊が刷り込まれていただろう。それすらも村本が溢れる劣情で立てた計画の一つだった。せっかくの瀬尾悠花と交わるのに、端から避妊をするつもりはなかった。それどころか避妊なしのセックスをどれだけ屈辱的に味わせるか、それを見据えて各ステップを組み立ててきたのだ。
(姦された……)
 奸計によって悠花を単に不本意な男に犯されるという以上の屈辱が苛んだ。バゼットの顔が脳裏をかすめる。形はどうであれ、彼にも許していない避妊具無しのセックス、そして膣内での射精が行われたのだ。それは紛れも無い恋人への裏切り行為だった。バゼットには何も告げずに、独断で卑劣な脅迫者の前に姿を現したのは、何とか事態を矮小化し、すぐに忘れことができる程度の「事故」に済ましてしまおう、そんな甘い考えが心のどこかにあったからだ。しかし想像を絶するほど入念に、そして執拗に弄ばれ、バゼットにも見せていない絶頂の姿までも晒し、男の劣情を導き入れるほどに濡らした体の中で、その証を浴びたのだ。
「ふっく……、は、悠花、ちゃん……」
 村本が腰を引き始める。肥大な亀頭に押し広げられていた膣内から引かれ始めると、中に溜まっていた汁液が一緒に外に流れていくのが悠花にもわかった。
「ほら、もっとしよぉ……?」
 最初に留まっていた所まで亀頭を引くと、再度一気に奥まで打ち付けられる。
「うあっ……!!」
 体の中心に打ち込まれたその衝撃は、悠花の脳天まで揺さぶるほどだった。またゆっくりと引かれていき、息を整えた後に打ち込まれる。一気に打ち込まれる毎に、中に溜まっていた精液が、押し広げる男茎と悠花の膣の締め付けで、ブブッ、と音を鳴らして接合から飛沫を散らしていた。
「ひっ……! ちょ……、……っ!! ……もうやだっ! ……っ!! ……やめてっ!」
 男茎が突き入れられる度に、声を詰まらせながら訴えるが、
「はあっ……、ふうっ……、は、悠花ちゃんっ! ……お、俺たち、エ、エッチ……、してるよ? すっごぉいっ……!」
 憧憬し羨望する美人モデルと交わっている喜びに酔いしれている村本に悠花の訴えは届かなかった。村本はデニムミニから手を離し、マットに両手を付いて悠花に再度覆いかぶさるようにして、腰を突き出し、二人の股間に音を鳴らす。
「んはぁっ……!」
 村本が体勢を少し変えただけで、亀頭が中を擦ってくる角度が変わった。悠花の中の上壁を亀頭が突き上げ抉るように擦ってくる。その瞬間、悠花の腰はビクンッと上に跳ねていた。再度村本が、ただでさえ屹立しようと上に力がかかっている亀頭で上を擦りあげてくる。
「ああっ!!」
 声を押し殺すことができない。それだけではない。浮かせてしまった腰の中で、引かれていく男茎を名残惜しそうに追いかけるように締め付けて引き戻そうとする動きも抑えることができなかった。中に直接精液を注がれ犯された、その相手に体が愉悦の反応を示し始めていることに、悠花は自分が自分でなくなるような理性の混濁を察して恐れ慄いた。
(こんなっ……! だめっ……)
 女としての羞恥心が悠花を理性的に戻そうとするが、そこへ男茎が打ち込まれると、体が言うことをきかなかった。
「うふっ……。悠花ちゃんっ。気持ちよくなってきたぁ?」
 村本に指摘されると、更に混濁が増す。違う――。どれだけ自分に言い聞かせても、腰は次の侵入を待ち焦がれるように、左右にくねらせたい衝動に駆られる。
「ほらぁ、いいんだよぉ? 気持ちよくなってもぉ……」
「うっくっ……、そんなわけない……」
 悠花の力の無い返事に、村本は顔を寄せてくる。


LOVE AFFAIRの最初へ LOVE AFFAIR 89 LOVE AFFAIR 91 LOVE AFFAIRの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前