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LOVE AFFAIR
【アイドル/芸能人 官能小説】

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8.女神の宣託-19

 ハッとなって目を開いた。鏡の中には胸を両手で鷲掴みにされ、耳を舐めまわされながら、ゆっくりとしたペースで犯され続けている自分がいた。
「うぅ……、それだけは、イヤ……」
 今日のセックスは、写真を取り返すための一度きりのものだった筈だ。しかし村本の申し出は、これからもずっと、この鏡に映る変態男の性欲の慰み物として自分の体を与え続けるということだ。
「俺とセフレになったらぁ、何発もできちゃうんだよぉ? ……ちゃんと、瀬尾悠花ちゃんがモデルとしてずっとやっていけるように、俺の存在はバレないようにするしぃ、カレシとも別れろなんて言わないよぉ? いつでも好きなときに、俺のこのオチンポで気持よくなっちゃうことができるんだから。……好きになったでしょ? 今日で。俺とのエッチィ……」
 次々と誘いの言葉が浴びせられてくる。男の性の慰み物……、直感でそう思ったが、慰みを感じているのは悠花の方も同じではないのか、そう自問する声が聞こえてきた。鏡の中の自分は、変態にこの上なくイヤラしいセックスで犯されながら、愛液の滴りは止まらず、腰を捩らせ男茎を締め付け続けている。
「セフレになってくれたらぁ、……イカセてあげるよ」
「ん……、だめ……」
 脳が痺れる。深く考えることができずにいた悠花は、
「……キャウッ!!」
 と唐突に叫んで腰をビクビクビクッと前後させた。何が起こったのかわからないほどの快楽が巻き起こる中、鏡で確認すると、村本が片手を悠花の股間に差し入れるように伸ばし、挿入しているすぐ傍のクリトリスを指の腹でイジッてきていた。
「うあっ……、やめ……、んんっ!」
 優しく指の腹で捏ねられると腰が指を追うようにグラインドし、不意に弾きあげられると、前後に激しく慄いてしまう。イカセてほしい、と認めるだけでは絶頂まで導いてくれない。クリトリスの指使いも、悠花をギリギリのところまで連れて行くが、決して絶頂まで押し上げることはなかった。
「ほら、セフレになってくれるなら……、俺にチューして?」
 乳首、クリトリス、……そして花園を同時に攻めながら、村本は悠花がセックスフレンドになる承諾をキスによって表明させようとしてきた。鏡越しに映る村本の顔は、醜く淫猥に歪んで、普通の女ならば絶対にキスなどしたくない風貌をしていた。しかも下着を被って、ズラした口元から青ヒゲ面に口端の両側からヨダレを流しまくっている。
(ん、あ……、もう……、イヤッ……)
 悠花は首だけ隣を向いた。それだけでは抱きしめてきている村本の顔は見えない。上体の力を抜いて、村本の肩にもたれかかるとやっと顔が現れてくる。
「……、して……」
 すぐ前で自分の下着をかぶっている男の目を直視することはできなかった。睫毛を伏せながら、聞き取れないような掠れ声で訴える。
「ん? ……聞こえないよ?」
 ピンッ、ピンッと指がクリトリスを弾いてくる。
「んあっ! キスしてっ!!」
 腰を震わせながら叫んだ。――叫んでしまった。
 ビュッ……、中で熱い、夥しいほどの先走りの汁が悠花のウィークポイントに直射される。悠花の言葉に村本も脳髄がトロケるほどの快楽を感じた。悠花の下腹部の柔肉を揉みほぐすようにクリトリスを弄り回しながら、
「いいよぉ。い、い、い、イカせてあげるぅ! 俺もイクからね? 悠花ちゃんのオマンコの中でっ!」
 と叫ぶと、悠花の艷やかにグロスの光る唇に、ヨダレまみれの舌を押し付けていた。
「フウッ……、ンンッ……」
 湿音を響かせながら唇を舐めまわされる。ヨダレがどんどん口の中に流れ込み、開きっぱなしの口に溜まってくる唾液を啜り吸われた。
「ふあっ……、じゃ、一緒にイこ? ね? ……い、いくよぉ」
 唇を押し付けながら、うわ言のように言葉を吐きつつ、バストと下腹部を強く引き寄せて悠花の体に向かって男茎を強く打ち付け始めた。
「はふっ!! ……は、悠花ちゃんっ!! ……イ、イク? イク? 俺イク、イキそうだよぉっ!!」
「キャウッ! ……はっくっ!!」
 一回、二回、高速なピストンが悠花の下腹を擦り上げる。ここまでは最後の一回が決して入ってこなかった。
「……ああっ、イク? 出すよ、ザーメン。思いっきり悠花ちゃんの中に!」
「ああっ……、……、イク……」
 パンッ! 遂に悠花と村本の接点から三連打の大きな音がなった瞬間、
「うああっ!! ……ああっ!!」
「うおおっ!!」
 二人の雄叫びが部屋に放たれた。悠花の腹の中に一気に精液が充満すると、その熱いしぶきを浴びた瞬間、悠花は待ちに待った絶頂に到達していた。
「ああっ……!! ……んあっ!!」
 断続的に襲う歓喜の坩堝に身を投じていると、視界が急激に白く霞む。それでも悠花の最奥からは、注ぎ込まれる精液を押し返そうとするかのごとく夥しい愛液が噴き出していた。





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