凌辱の日々-6
「おい、吐くなよ! こぼすんじゃないぞォ……言う通りしないと、明日の朝には広場のど真ん中に全裸の死体が転がってることになるぞお」
しわがれた低いドスの効いた声は、まるで地獄の底から響いてくる唸り声のようだった。
真奈美は、背筋が凍り付くような嫌悪感と威圧にすっかり怯えてしまい、パンツの中に少し漏らしてしまった。
「さあ、ぼーっとしてないで、俺のズボンを脱がせろよ……!」
真奈美は、先ほど大男のズボンで実践し、経験を積んだばかりだった。
さらに今度は既に半分脱げた状態から始めたので、少しはうまく脱がせることが出来た。
そして、次に茶色く汚れたブリーフを脱がそうと試みた。ところが、中年男のペニスは既に勃起していたので、それに引っ掛かり、なかなか下げられない。
真奈美は思いきり力を込めてグイと体重を掛けると、ようやくブリーフがずり落ち、いきなり巨大な怒棒がボロンと飛び出した。
その肉棒は、筋肉男のモノよりは少し小さめだったとはいえ、負けず劣らず固く、天に向かって反り返っていた。
しかし真奈美が一番驚いたのは、その肉棒には食べかすの様な、黄色い垢のようなものがびっしりこびりついていたことだった。
「では、早速フェラチオから教えてやるとするかな」
中年男は、その反り返った巨根を腕で押さえて無理矢理ぐいと下を向けると、真奈美の顎を掴み、無理矢理開かせた口へと突き立てた。
いきなり怒棒を口の中いっぱいに頬張らされ、声が出せなくなった真奈美。
今にも外れるかと思うくらいゴリゴリ音を立てて大きくこじ開けられた顎が痛み、恐怖で上半身が小刻みに震えた。
「オグッ、ゴフッ、オグッ……オゲッ!」
腐った卵のような悪臭を放つ垢まみれの肉棒が、粘り気を増した痰のような唾液と一緒に口内を掻きまわす。
さらには喉の最深部まで突き入れられ、真奈美は激しい嘔吐に襲われた。
グッチョ、グッチョと肉棒は彼女の口を出入りし、その度に胃液交じりの唾液が込み上げ、目からは大粒の涙が溢れた。
大男は、おもむろにポケットからビデオを取り出すと、その様子を撮りはじめた。
「ゲヘヘッ! こいつは良い画が撮れそうだ!」
大男は嬉々として、彼女が責められる様子を丁寧にビデオに収めている。
真奈美は、必死に嘔吐感を押さえるのに精一杯で、他のことには気が回らない。
「オエッ、オエエエエ……」
真奈美は口内への怒棒の攻撃に耐えきれず、とうとう胃袋の中身を噴水のように吐き出してしまった。
それは、先ほど飲み干した大男の小便と胃液の混じった、黄土色の濁ったシチューのような液体だった。途端にトイレの空間には、甘酸っぱい嘔吐物の臭いが充満した。
そのシーンをビデオに撮りながら、にんまり笑った大男の目は、何か企てているのだろうか、怪しげな光を湛えていた。
「あららら、なんだ、行儀が悪いなあ。 嬢ちゃん、ゲロぶちまけてトイレの中汚しちゃダメだよ! おっさん、この娘、躾した方がいいんじゃないの」
突然、大男は声を張り上げてなじり始めた。
「おっと、そうだなあ。 ここは公衆トイレなんだから、みんなが気持ちよく使えるようにしないといけないんだ。 お嬢ちゃん、床に撒き散らしたものは、お嬢ちゃんの胃袋の中身だ。 ちゃんと元に戻して持ち帰らないといけないなあ」
中年男はニヤニヤとからかうように言い放ったが、真奈美はどう対処すれば良いのか分からず、救いを求めるように中年男の顔を見詰めた。
「ははは、お嬢ちゃん、こうするんだよ」
中年男は、床にしゃがむと、辺りに広がった嘔吐物を手のひらですくい、真奈美の口元へと運んだ。
「さあ、飲み込んでごらん」
胃液で分解されかかった小便は、きついアンモニア臭を放ち、甘酸っぱい胃液の臭いと相まって胸がむかつく程に酷い臭いになっている。
「そら、口を開けて」
そう言うと中年男は真奈美の口に指を突っ込み、強制的に顎を開かせた。そして、その異臭を放つ液体をトロトロ注ぎ込む。
「ぐほ…… ぐぷ、うぶ、うげえ……!」
自分が吐いた物とはいえ、再び喉に通すのは、並大抵ではなかった。
口に含むや、たちまち嘔吐感が込み上げてくる。
「こら! 吐き出すな! 飲み込むんだよ! それとも何か? このまま首を360度ひねってやろうか!」
片手で首を押さえられ、もう片手ですくった嘔吐物を口にねじ込まれ、そして脅され、真奈美はいやおうなしにそれを、チュルチュルとすすった。
「よしよし、その調子でトイレの床もきれいにするんだ」
中年男は真奈美を四つ這いにさせ、そのまま床にこぼれ広がった嘔吐物を飲み干すよう指示した。
「あ……はい……」
ズッ、ズズッと音を立てながら、真奈美はいやいやながら言われるがままに、涙を流しながら嘔吐物をすすった。