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LOVE AFFAIR
【アイドル/芸能人 官能小説】

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6.幽囚-13

「ふぁっ……、おひょっ……、ふあぁっ……」
 村本にとって三回めの射精のほうが量が多いなんてことは初めてだった。ずっと自慰を我慢してきて溜め込んだ劣情は、トイレの中の初回、タクシーの中の二回目だけで全て放出したわけではなかった。悠花に恥辱感を味わせるために意識的に吐露した願望だったが、いざ実際に体験してみると、その表現は全く誇張ではなかったと言えるほどの快感だった。
「んぁっ……、出ちゃった……、出ちゃったよぉ、悠花、ちゃぁん……」
 甘えた声で、そのまま村本は後ろに尻もちをつくように、脚を開いてへたり込んだ。まだ男茎はビクン、ビクンと脈打っていて、残滓を畳の上にまき散らしていた。
「信じらんない……。アタマもカラダもおかしいんじゃないの……」
 座り込んでしまった気配で、射精の終焉を知った悠花は、とても前方を見ることができなかった。スカートが捲れ上がったままの太ももにしぶきがかかった様子はない。もし付着していたら狂っていたかもしれない。視線だけを巡らせて足元を確認するが、唯一の私物であるブーツにも痕跡はなかった。しかし、一歩先の畳の上には大量に飛び散った精液が光っているのが見えて慌てて足元まで視線を戻す。
 息を切らしながら、村本は尻もちをついて後ろに手をついたままの姿勢で、ブーツの両足を見やった。そこから伸びあがる美脚が、手を離した拍子に少しズリ落ちたデニムスカートに吸い込まれるように聳えている。悠花の丸く上を向いた小尻と、裾が落ちてギリギリ中が見えなくなったスカートの際を見ていると、先ほど鏡越しに見たあの麗しい薄布に包まれた秘丘の丸みが思い出された。
(もう一度見たい。いや、何度だって見たいっ……)
 突如村本は四つん這いに身を起こして、膝頭に自分が撒き散らした畳の上の精液が付着してしまうのも気にせず、悠花を半周するように前へと這い回った。
「わっ……!? なっ……」
 尋常でない射精を見せられた衝撃から立ち直っていない悠花は、突然の行動に逃げ出すこともできず、その場に立ったまま少し身を縮こまらせただけだった。
「は、は、悠花ちゃんっ……!」
 防御態勢が整わない悠花ににじり寄り、しがみつくように両腰を掴まれる。
「ちょっ、やめてっ。離して……、は、離して、って!」
 ついに力づくで犯しにかかってきた。そう思えるほど切羽詰まったものだった。だが、足元に跪き、
「ああっ……、見せて、もっと……」
 と、真下からスカートの中を覗きこんでくると、暴力的に犯すわけではないとわかったが、ズレ落ちたスカートの裾を再度、今度は正面から捲ってきた。
「あっ、ちょっとっ! やめてよっ……、か、勝手に見るなってば……」
 鏡越しよりも、下方から直接覗き込まれるほうが圧倒的に羞かしかった。何と言っても淫欲に満ちた視線が直接スカートの中へ、薄布一枚のガードしかしていない秘所へ浴びせかけられてくる、まるでキモ男の頭の中の妄想を現象化したかのような、何か波動が下腹部に向かって放出されているのではないかと思えるほど凄まじいものだった。
「はあっ……、は、悠花ちゃんの、パ、パンティ……。はあっ……、アムアム……、ハムハム……」
 悠花の両腰を恭しく捧げ持つようにして、顔を脚の付け根に向かって、誘い込まれるように近づけてくる。
「わっ……! ダメ、ちょ、やだっ! …ま、待って」
 アムアム、ハムハム――、低レベルな表現にゾッとしと。上から見ると薄くなった頭皮から顔面まで、蛍光灯の光にテカるほど脂が多く、かつ青々とした不潔なヒゲ面が、自分のスカートの中、脚の付け根の中心へ向かって近づいてくる。
「バカッ、やだってばっ!」
 脂に触れるのは嫌だったが、それ以上に顔をスカートの中に迎えるのは耐え難かった。悠花は両手で禿頭を抑えて近づけまいとする。押し上がってくる頭を必死に押し返していた。


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