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LOVE AFFAIR
【アイドル/芸能人 官能小説】

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6.幽囚-11

「はあっ……、あの時のビキニ姿で、は、悠花ちゃんの下着姿、いっぱい想像したよ? 別のページの、普通のカッコしてる悠花ちゃんと、水着姿の悠花ちゃんを並べて想像するんだ。悠花ちゃんがスカートの中で、どんなふうにパンティ履いてるのか。たっくさん想像するとね、いろんなスカートで、いろんなパンティを履いてる悠花ちゃんが見えてくるんだ」
「うるさい……。黙って」
 露出されている太ももに当たる外気とともに、男の戯言で全身がブルッと震えた。
 悠花の髪が揺れると、村本の鼻腔に更に強く悠花の香りがもたらされた。その快感に酔いしれながら村本は独白を続ける。
「……で、俺にとって最高なのは……。瀬尾悠花ちゃんのスカートを、俺自身の手で捲って……、俺みたいなキモい男のイヤラしい手でスカートをめくられてパンティを見られる悔しそうな悠花ちゃんが、いっちばんエッチだって結論になったんだ。そのオカズで何回ヌイたかわかんないよ。その想像でヌクと、すっごいたくさん出るんだよぉ〜? ……じゃぁ、その夢を……叶えちゃうねぇ」
 と、スカートの裾に力が加えられるのを感じる。
 嫌だ。こんな変態男の思い通りになるのは――
「ちょ、ちょっと、待ってっ。待ってよ……」
 またもスカートを抑えてしまった。さっきまでは見たければ見ればいい、自分から脱いで見せてやっていいとまで思っていたのに、身の毛もよだつような妄執、……悔しそうな自分が一番……、そんな願望を叶えるための従具になりたくない。悠花の女としての気格が頭で考えるよりも先に手を動かしていた。
「またぁ〜? なぁに、この手っ」
「こんな風でなかったら、見せてあげるから。やめない? こういうの……」
「やっぱりハズカシいんだ?」
 再度羞恥を指摘されると、更に頬に朱がさすのを自覚してしまう。
「……別に。ただ、キモすぎるから。ふ、普通にしたらいいじゃん」
「こういうキモいのがスキなんだってばぁ、俺は。ちょっと悠花ちゃん、歯向かいすぎだよぉ? 思う存分自由にさせてくれる、って約束じゃん?」
「そうだけど……」
「俺がこういう風にしたい、って言ってるんだから、させてくれなきゃ。でしょ?」
 悠花は口をつぐんだ。何度この繰り返しをしているのだろう。ここで拒絶したとしても、次に出てくる言葉はきっと「写真」だ。悠花は胸が動くほど大きく息を吸い込み、ゆっくりと音を立てて吐き出した。それくらいでは鼓動は収まらなかったが、やがてデニムの裾からゆっくりと、ネイルに彩られた美しい指を離して体の側面に腕を垂らす。
「悠花ちゃん、モデル立ちもいいけどぉ……。ちょっと脚開いて立って? 肩幅くらい」
 体に染み込んでいるせいか、自然と脚を閉じ合わせながらも、片足を少し前に出した立ち方になっていた。チラッと鏡の中の男と目を合わせる。気色悪い表情をした顔。目はねっとりと充血したように潤んでいる。
 抵抗することでネチっこく長々と妄想を聞かされるのは嫌だったから、もう一度息をついてブーツの足元を肩幅まで開いた。
 悠花が脚を少し開いて立ったことで、ミニスカートの裾が張るようになった。村本もこのまま続けていては心不全でも起こすのではないかというくらい鼓動が高鳴っていた。瀬尾悠花のスカートの裾に触れるだけでも夢のような話なのに、それを自分の手で引き上げ、秘密の場所を暴こうとしている。あまりの悦びに男茎はギリギリまで張り詰めていて、油断して悠花の後ろ姿のどこかに擦れる、いや軽く当たるだけでも崩壊しかねなかったから、腰を引いて悠花との間に距離を保つ奇妙な体勢になっていた。
「ああっ……、はあっ……。悠花ちゃん、見えるぅ……、見えちゃうよぉ、パンティ……。動いちゃだめだよぉ? 目も逸らさないで……、キ、キモ男にパンティ見られるところ、自分の姿をちゃんと見ておくんだよ? も、もし言うこと聞かなかったら、罰あたえちゃうからねっ? ……いいね、いっくよぉ……」


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