濡れた身体で雨宿り<後編>-5
「ホント、美樹の身体ってエロいな……」
「やっ だ、だからそういうの恥ずかしいからやめてって…… あぁっ」
「ずっと抱いてみたかっただなんて言ったら……信じるか?」
「ば、馬鹿!こんな時にそんな事言われたら……んんっ はぁっ」
悠二のが出し入れされるたび、身体の力がどんどん抜け落ちていく。
両足を大きく拡げられ、手の平で捏ねるようにおしりを撫で回されながら、
激しく、奥を突き上げる悠二の腰の動きがたまらない。
「だ、駄目っ そんなに激しくされたらまた…… あっ やぁっ」
「イけよ?今度は……しっかりと俺が見ててやるからさ……」
「やだっ そ、そんなの恥ずかしすぎてっ んんっ そこっ だ、駄目だったらっ」
言葉で拒みながらも、じわじわと身体中に快楽が駆け巡っていくのがわかる。
元彼ではどうしても届かなかった場所。
子宮の入り口のほんの少し手前。
自分でも知らなかったこんなにも気持ち良い場所を、
まるで昔から知っていたように、悠二が激しく責めたてていく。
「やぁっ だ、駄目ぇっ イっ……ちゃう……」
あんなに何度も試して駄目だったのに、
自分の指でさえも中イキなんて絶対に無理だと思っていたのに、
一度でも身体が覚えてしまったからなのか、
まるでそれがさも当たり前のように、
私の身体はまた、すんなりと絶頂を迎えてしまった。
「やぁっ!んっ あっ あんっ はあぁっ……」
膝がガクガクする。
このまま抜かれたら、零れちゃうんじゃないかと思うくらい、
奥から蜜が溢れかえっているのがわかる。
「美樹のなか……すげぇ締まってるぜ?」
「んっ ばかぁ……」
恥ずかしい。でも、そんなのどうでもよくなるくらい──気持ちいい。
両手で私の腰を抑え、ゆっくりとまた奥を突き始める悠二。
私はもうほとんど力がはいらなくて、肘で身体を支えることも出来ず、
ペタリと胸元をベッドに押し付けては、
すっかりその身を悠二に任せてしまっていた。