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濡れた身体で雨宿り
【ラブコメ 官能小説】

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濡れた身体で雨宿り<後編>-4

わずかな時間、腰を動かすのも忘れ、ポカンと口を開けたままの悠二。

けれど、すぐさま笑みを浮かべると、
そっと一言、私の耳元でこう囁いてきた。

「こんないい女、10分やそこらで解放するつもりはねぇよ!」

その言葉に私の顔は、火が出るほど熱く火照ってしまった。

こんなのただのリップサービスだ。
真に受けちゃいけない。
なのに、すごく嬉しくて身体の疼きが止まらない。

「そ、そんな褒めたって……あんっ わ、私何もしてやれないのに……」
「何もする必要ねぇだろ?こうして抱き締めてくれてるだけで、充分だよ……」

悠二の意外な一面を見た気がする。

口が上手いというか、けれど、鼻につかず悪い気はしないというか、
ちょっとだけお姫様になったような気分で、なんだかとても心地良い。

「美樹?そのまま後ろ向いてみ?」
「……え?あっ んんっ」

私の身体を反転させると、後ろからゆるりとまた腰を突きはじめる悠二。

身体はベッドに横たわったまま、けれど後ろから入れられてる変な感覚。

そもそもが、なんでこんな体勢で挿入出来るのかさえわからない。
でも、やっぱりこれもまたすごく気持ちよくて、なんだかもう訳わかんないよ……

「やっ んんっ すごいっ あっ あぁっ 奥にっ あ、当たって…… あぁっ」
「美樹の胸って……思ってた以上にでかいのな?」
「んっ 馬鹿!は、恥ずかしいこと言わな…… んあっ」
「いやいや、マジでっ!柔らかくてめっちゃ気持ちいいよ……」

悠二が後ろから私の胸を揉みしだく。
すごい優しい手つき。
顔が見えないぶん、なんだか余計に興奮してしまう。

「そのまま……うつ伏せになってみ?」
「ん、あぁっ んっ こう? んんっ あ、あぁっ……」

ピタリと足を閉じているはずなのに、
膣内で悠二の陰茎が出し入れされているのがはっきりわかる。

さっきほど深くはないけれど、また別の気持ち良い場所を責められているみたいで、
なんだか今まで自分でも知らなかった性感帯を、
次々に暴かれて丸裸にされているみたいだ。

「美樹?……気持ちいいか?」
「んっ もう、訳がわかんないくらい…… き、気持ち……いいよ……」

いつの間にか私の腰は高く引き上げられていた。
そう言えば布団も、いつの間にかどこか遠くに消えている。

捲れ上がったシャツ、丸見えのおしり、
明るい部屋でこんなにも恥ずかしい恰好をしているのに、
あまりの気持ちよさに、もはやそんな事どうでもよくなっていた。



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