止まらない想い2-1
好きな人と素肌を重ね合わせる事がこんなにも幸せな事だなんて、初めて知った。
熱を発し、じわりと汗ばむ胸に、高科君の手や唇が私にとろけるような 気持ちよさを感じさせてくれて。
はしたないくらい喘ぎが止まらない私を、かわいいって誉めてくれる事が恥ずかしいけど嬉しくて。
やがて高科君の手が、私の下肢に伸びて、
「ぁ…っ…」
濡れた下着の上から恥丘に指を押しつけて、
「もうこんなにも濡れてる… 」
「っあ……」
耳元に切なげな吐息混じりの声が響いた。
酷く感じてる恥ずかしさで顔が瞬時に熱をあげてしまった私の下着を器用に脱がし取り、
「ぁああっ……んっ!!」
「スゲー、ぐちょぐちょ…」
胸の突起を吸い舐められながら、愛液があふれて濡れた恥毛をまさぐられ、ひだに埋まる敏感な肉芽を指で捏ねるように愛撫されて。
「ゃ…、ぁぁ…っ…っ…」
子宮の奥がきゅうきゅうと悲鳴をあげるように甘く疼いて、もっと気持ちよさが欲しいとばかりに足が開いて、軽く腰が浮いてしまう。
そんな私に高科君は潜りこむように下肢に移動して、
「や! あああっっ!!」
硬く膨れた私の肉芽に尖らせた舌を這わせてグリグリと舐めまわし、気がふれてしまいそうな程の快楽を与えてきて。
「やあっ! そんなっ! だめ…っ! あああっ!」
高科君は私の肉芽を激しく吸いながら、唾液と私の愛液が混じった卑猥な水音をたて、膣内を指腹でひっ掻き回され、益々私を責め立ててくる。
「秀明…っあああっ! やだっ! あああっ!」
子宮の中が甘い疼きに激しく侵されて、愛液がとろとろと溢れて更に水音が酷くなり、太股に小刻みに震えが立ち上ってしまって、
「やああっ…! 秀…明っ! だめっ!」
体が熱くて、気持ちよさで頭が変になってしまいそう…。そんな私に高科君は、
「万優子…、スゲー中きつい。…指が絞められて気持ちいい…」
「ぁああっ!!」
じゅるじゅると肉芽を舐め吸われ、膣内のくぼみを指腹で引っ掻くように激しく責められたら、
「やああっ! あっ…、あっ…、あっ……」
気持ちよさで、視界が霞み、
「あっ…、ぁああっ……んっ……ぃっ……」
私は、高科君の愛撫で、上り詰めてしまった。
朦朧とする視界の中、快楽に満たされ肩で息をする私の腰を捕まえて、高科君は、
「万優子…」
ぐちょぐちょに濡れてヒクヒクしている私の膣口に、熱くて硬い感触が当たったかと思うと、
「はあああっん!!」
「――っ…」
イッたばかりの狭い膣内が高科君の太いモノでゆっくりと拡がっていく。
初めての挿入なのに、仰け反ってしまいそうな程気持ちよくて、思わずシーツを握りしめてしまった私に、
「あぁ…、万優子の中…スゲー…気持ちいい…」
「あぁあっ…んっ!」
高科君は、覆いかぶさり抱き締めてくれながら、ゆっくりと腰を動かしながら、喘ぐ私の顔を眺めて切ない顔で小さな笑みを浮かべた。
「秀…明…」
高科君の広い背中に腕を回して名前を呟き抱き締めたら、切なさで胸が苦しくなってしまって、涙が筋になって目の際から流れ落ちた。
「好きだよ…」
その一言を囁かれただけで、軽く達してしまいそうな幸せな快楽が体中を駆け巡り、私の膣内は高科君を離したくないとばかりにきゅうっとなって。
「…っ! スゲーきつい…。ヤバい…気持ちよすぎる…」
「あぁああっ! んっあああっ!! 秀明っ!!」
高科君の腰の動きがどんどん激しくなって、息が荒くなっていくほどに、私の快楽もどんどん高まり、
「万優子っ! っあ……」
「あああんっ! あああっ! やああっ! 秀明っ! また…、イッちゃう…よおっ!」
「オレもっ! 出そう…っ!」
「あああっ!! あああっ!! 一緒…にっ…」
「――っあ…っ! イク…よ…?」
「あああっ!! きて! 私もっ…もうっ! あああんっ!!」
激しく肌がぶつかり、高科君の逞しくて硬い先端が、私の滑った最奥に深く強く射し込まれ、快楽が頂点に達して、膣内が激しく収縮する絶頂の中、
「――くっ、ぁあ……っ!!」
「ぁああっ……っ!!」
私達はきつく抱き締め合い、繋がったまま、一緒に果てた。