喪服と薔薇-8
辺りがようやく夜の闇に支配されつつある中、馬車はイスマスとは指呼の間の距離にまで到達していた。
その馬車の中で、二人は更なる快楽を得ようと互いをむさぼりあっていた。
シフの頭の後ろでまとめられていた金髪もいつしかほどけ、下から突き上げられるたびに激しく宙を舞う。
やがてナイトハルトは彼女の体を反転させ馬車の壁と座席に手をつかせるや、シフを四つん這いにさせる。
シフも黙ったまま、それに従う。そしてナイトハルトがシフの背中に密着しつつ背後から両手で既に乱れた着衣の隙間から剥き出しになっていた乳房を鷲掴みにし、肩口から口を吸いあい舌を絡ませながらも腰を動かしていく。
―――ズッズッズッ・・・
「はぁん・・・レロ・・ピチャ・・・んむっ・・・・・」
猛り狂うくらいナイトハルトの肉棒が前後に動き、シフの中を前後に貫き、内奥を突く。
「・・・ああ、いいよっ!!!こ、こんなの初めてだよっ!!」
「・・・・フフッ、入り口は狭く、中は凄い締め付けだなっ、シフッ!!!
流石に鍛えぬかれただけはある。この上ないくらい絶品だッ!!」
「ぁああっっ!!!もう、いくっ!いくよぉっ!!」
「・・・くっ、私もだっ!!!」
そして、
ナイトハルトは腰を前面に彼女の最奥に突き通すや、これまで溜まっていた欲望を勢いよく解き放った。
―――ビュッッ、ビュルルッ、ビュビュッ!!
―――ドクッ、ドクッ、ドクゥゥッ・・・・
「あ、ァァァッッッ・・・」
シフは絶叫し、そのまま快楽の余韻の中を脱力し座席にうつ伏せになったまま崩れ落ちる。
その様子をナイトハルトは満足そうに眺めながら、ゆっくりと肉棒をシフの“薔薇”の中から引き抜く。
引き抜く際も、名残惜しそうにひくつき、白い白濁液がこぼれだす彼女の“薔薇"――――
「・・・素晴らしかったぞ、シフ・・・イスマスの滞在、退屈しなくて済みそうだ・・・・ 」
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