喪服と薔薇-6
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―――ガラガラガラ・・・・・
既に日は落ち、辺りが紅く染まっていく中を、馬車はひたすらイスマス目指して突っ走っていた。
―――そんな薄暗くなってきたその馬車の中で、
シフはまさに陶酔の極みにあった。
足を大きく広げられた格好で座席に座らされている。
既にぐっしょりと濡れた彼女の黒いショーツは剥ぎ取られ、くしゃくしゃのまま無造作に床に放り投げられていた。
そして露になったシフの下腹部の前に膝をつきじっと見つめるナイトハルト。
彼の正面にあるのは、
一輪の“薔薇"。
綺麗なピンク色で幾重にも花びらが重ねられ、その中央からは絶え間なく蜜を滲ませている、大輪の“薔薇"が――――
シフは先程の小さな絶頂の感覚から十分に抜けきれておらず、未だに思考は正常に働いていない。
これ以上抗うこともできず、ぼんやりとしたまま自分の足元にいるナイトハルトの動きを黙って見下ろしているだけだった。
「・・・・・・」
やがてナイトハルトの口許がゆっくりとシフの“薔薇"に近づいていく。
「・・・や、やめろ。これ以上はもう・・・・ 」
ナイトハルトの頭に手を置き引き離そうとするが、
心地好い痺れが残っている身体では、いかんせん力が全く入らない。
「・・・・身体は嫌がっていないようだが、な」
ナイトハルトは構わず舌を伸ばし、蜜にまみれた薔薇に這わせ、ゆっくりと舌を遊ばせ丹念に舐め始めた。
――― ピチヤッ・・ンチャ・・・・ピチャッ・・・・
「ぁ・・・あ・・・駄目だ、駄目だ・・・あ・・・」
襲いくる快感に見悶えるシフ。
ナイトハルトは更に舌を
“薔薇"の切れ込み深くに差し入れていく。
舌の先が膣襞に触れるたびにプシュッと蜜が溢れていく。
舌だけではなく、ナイトハルトの指が“薔薇"の上部にあるぷっくらとしたクリトリスを摘まみ押し潰す。
「アウぅっ!!!」