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ずぶ濡れのキス
【教師 官能小説】

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ずぶ濡れのキス-5

 将太は顔を上気させて自分のペニスを手で握った。

 しかし、そのまま動きを止めた。

 彩友美は頭をもたげた。「どうしたの?」

「先生、お、俺……」将太は唇を噛みしめ、じっと彩友美を見つめていた。

「将太君、不安なの?」
「不安、って言うか……」
「入ってきていいのよ」
「だ、だけど……」
 将太はわずかに身体を震わせていた。
「俺、先生に痛い思いをさせたくないよ……」
 彩友美は優しく言った。「将太君って、ほんとに優しい子だね」

「ほんとは、俺のこれ、入れて欲しくないでしょ? いやなんでしょ?」
「なんでそんなこと言うの? 平気よ」
「だ、だって……」
 彩友美は身体を起こし、シーツの上に正座したままかしこまっている将太の身体を抱いた。
「学校でのことを思い出してるのね。大丈夫。あの時の将太君とは違うよ。今は」
「……」
「私、今の将太君と一つになりたくて我慢できないぐらいなんだから」
「……」
「だから、大丈夫。私、貴男に気持ちよくなって欲しいし、私も絶対気持ちよくなれる」
「そ、そうかな……」
「心配しないで。ね。きて、将太君」
「う、うん……」

 彩友美は再び横になり、両手を将太に伸ばした。将太は開かれた彩友美の両脚に手を掛けた。そして、自分の持ち物をゆっくりと彩友美の秘部に押し当てた。

 しかし、将太のそれはなかなか彩友美の中に入っていかなかった。
「あ、あれ……」

 彩友美は優しく将太のものを握った。
「すごい! 将太君の、熱くてすっごく硬くなってる」
 そして彼女は、それに被せられていた薄いゴムをおもむろに巻き上げて外した。
「えっ?!」将太は小さく叫んだ。「先生、だ、だめだよ、妊娠しちゃうよ」

「大丈夫なんだよ、今は」彩友美は少し照れたようにそう言うと、再び将太のペニスに手を当てた。
「せ、先生、な、何だか恥ずかしいよ……」
「心配しないで。この方がずっと気持ちいいから」
「で、でも……」
「私、将太君と直に繋がりたい。だから……ね」

 彩友美は自分の谷間にそれを導いた。
「そのまま中に……。将太君」

 将太はごくりと唾を飲み込んだ。

「大丈夫。遠慮しないで」
 将太はびくびくしながら、腰を少しずつ動かした。彩友美の中のぬるぬるした感触に、将太のペニスはますます熱く脈動し始めた。

 彩友美の谷間の入り口を押し開き、将太のものはすっかり彩友美の中に入り込んだ。

「あ、ああ……」将太はうっとりしたように小さく喘いだ。
「気持ちいい?」
「す、すごい、先生の中、とっても温かくて、あ、ああ……」
 将太の身体はまたかすかに震え始めた。そして、彩友美の両脇に立てた腕を突っ張ったまま、顔をうつむけて、息を荒くしていた。

 彩友美の首筋にぽたぽたと温かい雫がいくつも落ちた。
「え? しょ、将太君どうしたの?」
「先生、先生、俺……」
 将太は肘を折り、彩友美の胸に頬を擦りつけた。彩友美は腕を将太の背中に回して、ぎゅっと抱きしめた。
 「ありがとう、先生……」将太は小さく言って彩友美の身体を抱き返した。そしてしばらくの間嗚咽をこらえて身体を震わせていた。

 彩友美は将太の背中からそっと腕を離し、彼の両頬を包み込んで自分に向けた。
「将太君、私があなたをずっと温めてあげる。心も身体も……」
 そしてそっと将太の唇を舐め、吸った。

 将太は意を決したように腰を動かし始めた。
 彩友美は喘ぎながら言った。「気持ちいいよ、将太君、もっと動いて。いっぱい気持ちよくなろう。二人で」

 彩友美はまた彼の口を自分の唇に押し付けながら、激しく交差させて舌を絡ませ合った。

 しだいに将太の動きが速く、激しくなっていく。

 彩友美も同じように身体を揺り動かした。

 ベッドがぎしぎしと軋む。

「んんっ! んんんんっ!」

 唇を重ね合わせたまま、二人の身体がびくびくっと大きく脈動した。そして将太の腰の動きが止まった。

「んんんんーっ!」将太が苦しそうな顔で呻く。

 そして将太の腰が何度も大きく跳ね上がった。その度に、彼の身体の中で渦巻いていた激しい想いの奔流が、彩友美の身体の奥に迸り出て、彼女の心を熱く満たしていった。

 彩友美は汗だくになった身体をぶるぶると震わせた。

 二人はまた大きく口を交差させ、お互いの熱い息を吸い込みながら、収まりきれない鼓動を共有させた。

 口を離した将太は叫んだ。「せ、先生っ!」

 将太はすぐにまた腰を大きく動かし始めた。「気持ちいい! 先生の中、すっごく、あ、ああああ……」
 彩友美も喘ぎながら言った。「いいよ、将太君、もう一度……」

 何かに取り憑かれたように、将太は全身を大きく揺り動かし、彩友美との熱い繋がりを確かめた。彩友美も彼の身体を包み込むように両腕でしっかり抱きしめ、同じリズムで全身を揺すった。

「将太君、私も、気持ちいい、あ、あああ! もっと、もっと動いてっ!」
「先生っ! んっ、んっ、んんんっ!」

 二人が激しく動くたびに、繋がった場所から将太と彩友美の身体の中から溢れた雫が一緒になって溢れ出し、シーツに飛び散った。

「イ、イくっ! また出ちゃうっ! 先生! 彩友美先生っ!」
「将太君!」

 彩友美と将太の動きが止まった。そして将太の「ぐっ!」という呻き声と共に、二人の身体は同時にベッドの上で大きく脈動し続けた。

「彩友美っ! 彩友美っ!」
「将太君っ!」

 二人は一つになり、お互いの口を覆ったまま、いつまでも熱く固く抱き合っていた。


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