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Love or Like
【青春 恋愛小説】

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Love or Like-1

「何!?その服わぁ!」
「何でもいいじゃない!!」
――4月。
紺の制服に身を包んだ娘の隣に母親がしかめっ面で言う。
…某私立高等学校の入学式。県内で結構有名な名門校。そこにまぐれの形で受かった。
「あんたみたいな馬鹿がこんな良い所に受かったなんて奇跡みたいな話やなぁ」ケラケラ笑う母親のちょっと前を足早に歩く彼女の名前は『三島 実良(みしま みい)』
「アタシだって受かるなんて思ってなかったつぅの!」
「まぁ、アンタみたいな訳あり娘を受け入れてくれたここの人等に感謝やね」
―訳あり娘―とゆうのは見ての通り、巻き髪でスカートがかなり短いもの凄いチャラチャラしていて中学の時は教師を殴り暴力ザタになり、卒業式まで自宅謹慎になった訳あり娘である。。
入学式が終わり、各自自分のクラスに行く。もぉすでに入学式の時に仲良くなった人達がほとんどで、実良はそれに出遅れてしまった。席に着くと肩を叩く人がいる。
「何ですか?」
「こんにちは!あなたも一人?アタシ友達作るの出遅れてしもてなぁ〜!あ、アタシ三野 梓ゆぅんよ!!よろしく」
聞き慣れない方言で話し掛けてきた黒髪のセミロングで瞳がクリクリしてて可愛いがよく似合う元気な女の子。
「アタシは、三島 実良よろしく」
この子となら仲良く出来そう、と安心した実良。

その後も二人はいつも一緒にいるようになった。
「実良、あんなアタシのな友達を紹介したいねんけど…ええ?」
「え?別にいいけど」
「ほんまかぁ!なら今から直行!」
嬉しさのあまりに抱きついて来る梓。実良は梓に連れられて目的地に向かった。
「ここやねん」
梓が指差す場所は小さなアパートだ。
「着いて来て」
アパートを見上げてると梓はもぉ階段を登っていた。
「あ!待ってよ!」
実良は追い掛ける。
梓の友達がいる部屋の前に来ると、急に緊張しだす。
「そんな緊張しなくていいよ。皆いい人ばっかだから」
そぉゆうと梓は扉を開ける。
「皆ぁ――!来たよぉ――!」
威勢よく入る梓。玄関には可愛らしいパンプスやミュール、男物の靴がズラっと不規則に脱ぎ捨てられている。実良は隙間を見つけて靴を脱ぐ。
―ガチャ
梓がリビングの扉を開けるないなや1人にの女の子に抱きつく。
「久しぶりやわぁ――!!皆元気してたぁ――??」実良は梓の突然な行動にあっけにとられているともう1人の女の子が実良の存在に気づく。
「あ、れぇ―?お友達ぃ?」
パタパタと駆け寄って来る明るめブラウンの外巻きヘアに今時メイクのギャルが近寄って来た。
「梓の友達ぃ?アタシ小畑真弥。よろしくねぇ!そっちは?」
「三島実良。よろしく」
もぉ1人の女の子が梓を離して
「ウチ、松井亜美里!よろしくなぁ!」
亜美里とゆう子は頭にカチューシャをつけて派手派手な女の子だ。奥を見ると、カッコイイ男の子が沢山いた。
「お客さんや!こんにちはぁ〜!」
つんつん頭の若い20才過ぎの男の人とジャニーズ系の髪型の男の人がこっちを見て笑っていた。
「紹介するな。アタシの友達、三島実良ちゃん。仲良くしてぇな」
梓が実良を紹介する。
「実良ちゃんなんやぁ!よろしゅうな」
つんつん頭の人が言う。この人は大黒雅、ジャニーズ系の人は福田栄作。どちらもイケメンだ。
「まぁ、そんなところにつっ立ってないでこっち来て話そうよ!!」
亜美里が言う。
"皆優しい人ばっかだ"と実良は思った。
―一名を除いては…


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