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ぺチャパイ ペ子ちゃん
【その他 官能小説】

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ぺチャパイ ペ子ちゃん-1

1. 卒業祝い
 ぺ子は私のことを「中村ちゃん」と呼んで、慕っている。
 私の姓をチャン付けで呼ぶ、ちょと変な女の子だ。タイから、看護婦になるために日本に留学をしていて、私のインターンをしている大学病院に研修に来て知り合った。
 日本語の不自由な彼女に、日本人でも分かりにくい専門用語を聞かれて、教えたのがきっかけだった。少々言葉が変なのも仕方が無いのだろう。
 本当は、フイフィというのだそうだが、呼びにくいので私はペ子と呼んでいる。ぺチャパイのペ子だが、彼女はなぜペ子なのかは知ない。
ぺ子は21才になった。一人で日本に来ている。身寄りが近くに居ないので、私のことを日本のお兄さんと勝手に決めている。
卒業式の夜、池袋駅近くのタイ・レストランに誘った。
「ペ子、よく頑張ったね、まだ、国家試験が残っているから、続けて頑張るんだよ」
ビールを少しと、ワインを飲んだ。
料理の注文は、ペ子に任せた。
「中村ちゃん、有り難う。こんなにしてもらって、嬉しいよ」
「大したことは出来ないけどね」
ぺ子は、本当に嬉しそうだ。
「ついでにお願いがあるんだけどな」
「ああいいよ、今日は卒業祝いだから、何か欲しいもがあったら云ってみな」
「ううん,そんなんじゃないんだ」
「じゃあなにさ」
「ペ子を女にしてくれないかな」
「女にしてくれって、ペ子は女だろう」
「やだあ、だから云うのやだったんだよな。中村ちゃん、女にするって、処女を破瓜することだよう」
「ペ子、お前、随分と難しい日本語を知っているんだなあ、意味分かってるのか?」
「分かってるよ、それくらい。私は看護婦だよ」
「そりゃまずいよ。お兄さんが妹を抱いたら、兄妹相姦になっちゃう」
「それはペ子と中村ちゃんの間のことで、法律的には男と女なんだから、いいじゃないか」
「ぺ子は寝るの好きなのか」
「好きとか嫌いとかじゃなくて、もっとまじめな話なの。中村ちゃん、ぺ子をバージンだと思う」
「まあ、そうらしいなあ」
「どうして、そう思う」
「うん、まあ、そんな気がするだけだけど」
「こんなガリで、ペチャパイの女にボーイフレンドなんか出来ないと思ってるんでしょう」
「そんな事はないよ。ぺ子は確かにガリだけど、かわいいし、いい子だよ。昔、世界中で有名なモデルで、ツイッギーって針金の衣紋掛けみたいのが居たの知ってるか」
「はぐらかさなくったっていいのよ。皆そう思ってるの分かってるんだから。だからお願いなの。今までボーイフレンドなんか一人も居なかったし、一度もアタックされたことないのよ。かわいそうだと思わない。もう21才の誕生日だって云うのにさ。女になれば、女性ホルモンが活発になって、もっと女っぽくなるって聞いたんだよ」
「そうとは限らないけどなあ」
「まじめな話なの。こんな事、中村ちゃん以外に、頼めないよ」
「中村ちゃんなら頼めるのか」
「信用しているから、何か安心して頼めるんだよね。それにもしも中村ちゃんがペ子のボーイフレンドになってくれたら、なお嬉しいんだけど。中村ちゃんは先生だし、ちゃんとした日本人をお嫁さんにするんだろう」
「毛は生えてるのか」
「やだあ、一寸ストレート過ぎるんじゃないの、生えてるわよ、いくつだと思ってるの。これなんだからね」
「いや、こういうう話は、回りくどくしない方がいい。生理はあるのか」
「あるよ、余りきちっとしてないけど」
「正直言って、その体じゃ、拒食症と間違えられても仕方ないな。男は、敬遠するだろう。あれはなかなか直らないからねえ」
「僕が抱いたからって、ボーイフレンドが出来る保証まではできないよ。女性ホルモンのことは、看護婦だからペ子だってよく知ってるだろうけど」
「とにかくぅ、一度試してくんないかな。お願いだよ、中村ちゃん」


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