投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

ありえない通販
【コメディ その他小説】

ありえない通販の最初へ ありえない通販 0 ありえない通販 2 ありえない通販の最後へ

ある日テレビを見ていたら……-1

テレビをみていたら“ヤバネットたかた”で電マの販売を見た、という設定。

♪ヤ〜バネット、ヤバネット♪
「はい、みなさん今回ご紹介するのは電マでございます」
「えっ! 電マってどんな商品ですか?」
「はい、これです」
「これって、電動マッサージャーですよね」
「そうです。電動マッサージャー略して電マです」
「ええっ! 社長、これをご紹介するのですか!」
「これどうゆうふうに使いますか、やってみてください」
「こうですよね」
アシスタントの女性、肩に当てる。
「はい、そうです、普通に使えばそうなります」
「普通に使わないとどうなるんですか?」
「はい、今密かに使うやり方があるんですよね」
(オイオイ、何が始まるんだ。これホントにヤバネットたかた、かよ)
いきなりジェイソン仮面をつけた男4人が登場して、女性アシスタントを押さえつけて下着姿にする。
「きゃー! 何ですか!! やめてください! 社長打ち合わせと違います!」
(げげげっ! いいのかよ、オイ)
1人の男が女性を羽交い絞めにして、2人の男がそれぞれ足を押えて持ち上げている。
「きゃあああっ! 助けてぇ!」
空中に浮いた状態で暴れるアシスタント。
「はい、こうして電マを発動させて股間に当てるだけ。どうでしょう」
残ったジェイソン仮面が電マを持って女性アシスタントの股間に下着の上から当てる。
「ぬあああああっ! 変態いいっ! きいいいっ!」
しばし抵抗するも、ガクガクと肢体を震わせてアシスタントがいってしまう。
「どうです、この威力。もう即、イキのパワーどうです奥さん! 疲れて役立たずのご主人に欲求不満の奥様、もうこれ一台で一気に解消しますよ。もうご主人に恥ずかしいおねだりなんかする必要ありません。また、ご主人や、ぼっちゃん、お嬢ちゃんがいない昼間に一人でイクことが可能なんですね。もうローターやバイブなんか必要ありません。これ一台で十分間に合います」
社長が真面目に説明している間も女性アシスタントの悲鳴が響きわたっている。
(AVより凄いじゃん。マジ立ってきたじゃんか)
「はい、今回この強力電マをなんと2980円、2980でのご提供となります。これさえあれば、もう欲求不満なんてすっ飛んでしまいますよ。それに健康家電としてのご購入になりますので、なんのやましさも感じることがありません。もしもですね、奥さん、ご使用中に人が来たら、このように肩などに当てて、みごとに誤魔化すことも可能なんですねぇ」
カットが変わり、主婦らしき女性が股間に当てていた電マをさりげなく肩にあてて家族をやり過ごす画像が入る。
(かぁー! わざとらしい〜)
「今回更にヤバネットたかたでは、なんとアタッチメントをお付けしてのご提供いたします」
声が一段と高くなる。
「このアタッチメント人間工学上から計算されたこの形、電マにつけることによって更に威力がはっきします。今回3種類のアタッチメントをご用意させていただきました。三種類の中から一つだけ選んでくださいね。はい、ではこの植毛つきアタッチメントの威力をご覧ください」
「ヤダヤダ! ありえないっ!」
女性アシスタントのショーツが脱がされボカシがはいる。仮面をつけた男がアタッチメント付電マで責め始める。
「ぬああああああっ!」
潮を噴く女性アシスタント。
(うわあっ! すげええっ! これ、まじヤバイ。ってか、電マ持っているの、さっきのジェイソン仮面と違う……。え、社長かよ!)
画面が元に戻って社長が写る。頭に仮面を摺り上げている。
(こいつ確信犯かよ! もろバレバレ、しかも、イイとこ取り)
「はい、すごい威力のアタッチメントをお付けして、このお値段2980円、2980円。更に!」
ジャン! 
一段と高い声で、
「アタッチメントに加え、このミニローターとバイブをお付けして2980円、2980円のご奉仕価格!」
(オイ! さっきローターもバイブもいらないって言ってたじゃんかよ!)
「このスペシャル価格でヤバネットたかたがご提供する健康、電マセットどうでしょう。是非ご検討ください!」
♪じゃあ〜パネット、ヤバネット♪
(何で健康つけるかぁ! ってか、いらねぇ〜)


ありえない通販の最初へ ありえない通販 0 ありえない通販 2 ありえない通販の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前