lesson7.5-1
チチチチチ…
鳥の声で目が覚めた。
(ここは……)
目の焦点が合っていくのにあわせて、頭も次第にはっきりしてくる。
そうだ、昨日は初めて春香と一緒に夜を過ごし……抱き合って寝たのだ。春香はまだ俺の腕枕で寝息をたてている。
まだあどけなさの残る、きれいというよりかわいらしい寝顔。こうして明るい日差しの中で見るのは初めてだ。
あいている方の手でそっと髪を撫でてみる。
「んん……先生?」
おでこにかかっていた髪をかき分けたところで春香が目を覚ました。
「…そっか、昨日は一緒に寝たんだよね。」
春香はピタッと俺にくっついてきた。二人の肌が密着し、密着した全ての場所から優しい温もりが伝わってくる。
自分の意志に関係なく、血液が一点に集中していき、たちまち俺のものは固く反り返った。
「あれ、先生?」
春香はすぐにそれに気づき、いたずらっぽい目で俺を見上げる。
「男は、朝はみんなこうなるんだよ。」
「知ってるよ〜春香ももう中学生だよ!確か……アサダチでしょ?でも、それだけかな〜?」
上目づかいで、この目で見られると、もうこっちの負けだった。
「いや…違うよ。」
膨れて見せると、春香は満面の笑みで更に体を密着させてくる。俺も腕に力をこめて、春香との距離を限界まで縮めていく。
おなかのあたりに感じるトクトクと少しはやい春香の心音。
「先生の心臓の音が聴こえる……。」
「え?」
「心臓の音が聴こえるくらい近くにいるんだね。」
「 驚いたよ。全く同じこと考えてた。」
「ほんと?うれしいなぁ……へへ。」
春香のはにかむような笑顔。心がざわつく。
「ね、先生?じゃあ今春香が考えてることあててみて。」
そう言って春香は目を閉じて唇を半開きにした。
「同じ気持ちだよ。」
俺は耳元で囁いて、唇を重ねた。
歯列を割って舌わ差し込むと、すぐに春香の舌が俺を迎える。
ちゅぷ…ぷちゅ…ちゅ…
さっきまで無音だった部屋に、舌が絡まる音だけが響く。
「はぁ…」
唇を離すと春香が吐息をもらした。
「せんせぇ…もうキスだけで壊れそう…」
「じゃあキスだけしてよっか?」
「うぅ…イジワル…」
「じゃあ、どんなことして欲しい?」
「うぅ…」
春香はしばらくもじもじとしていたが、意を決して口を開いた。
「……も、もっと……気持ちよくして…」
春香はその言葉を言っただけでもう耳が真っ赤だ。
「いいよ。」
俺はたまらずその耳に舌を這わせた。
「ひぁ…んゃ…ゾクゾクするよぅ…」
「ここは?」
耳から首筋…鎖骨…そして小さな膨らみに口をつける。
「んっ…うぁ…」
つんと立った乳首を優しく唇で挟み、舌で転がす。
「はぅ…ん…せんせぇ…気持ちいぃ…気持ちいいよ……」
春香は、うわごとのように繰り返す。春香の甘い香りで、シーツの中は満たされていた。
俺はその香りの発生源と思しきところにゆっくりと舌を這わせていく。薄い茂みを過ぎると、春香の息づかいにあわせて上下に動く恥丘にたどり着いた。
「せ…せんせぇ…」
春香の声が上の方で聞こえる。俺はそれには口ではなく態度で返事をする。優しく両手で足を広げ、動けないように押さえつけた。