秘密の日記-2
(ああ……ママ、ごめんなさい。真奈美はとってもエッチな子になってしまいました……)
彼女は親の目を盗んで禁断の行為をしようとしている事に後ろめたさを感じたが、もうどうにも我慢する事が出来なくなっていた。
のろのろとホットパンツを緩め、膝上までずり下ろす。さらにショーツの両脇に指を差し入れ、するりと押し下げた。
「ああ……やっぱり、ぐしょぐしょ……」
パンティは、透明な粘液でべとべとになっていた。
真奈美は、はり型を両手に取り、口へ運ぶと舌を使って唾液を丁寧に塗り付けた。
「あれ……なんだか舌が痺れるような? この感覚は……」
真奈美の頬は、ほんのりと紅潮している。額には、うっすらと汗がにじみ始めた。
ドクン、ドクンと胸の鼓動が高鳴り、そのはり型を体に沈めてしまいたい衝動に駆られる。
「うんっ……! あ、あそこが……じんじんしてる……」
真奈美は、その細い両腕で、はり型をしっかり握ると、先端を自分の股間にあてがった。
そしてその先端をぐりぐりとグラインドさせながら、割れ目に沿って押し当てた。その黒い異形のはり型は、容易に愛液で濡れた真奈美の縦割れの谷間の奥へヌルリと埋没してしまった。
(ああ…… こんなに簡単に入ってしまった…… 結構太くて長かったのに)
以前の彼女であれば、このような異物が自分の体内に入ることさえ想像出来なかっただろう。
真奈美は、はり型を半分まで挿入したまま、後ずさりしながらドアに近付いていった。
吸盤を容易に吸い付けられる滑らかで頑丈な縦の平面……その条件を満たすものといえば、部屋を見回して唯一、ドアがその条件を満たしていた。
……ブリュ!と音がして、そのはり型は吸盤でドアに固定された。
真奈美は、中腰でドアに向かって尻を突出した姿勢のまま、ふと横の壁掛けミラーに自分の全身が映っているのに気付いた。
膝までずり下げたホットパンツとパンティ。ドアから生えた異形のディルドーが、突き出した桃尻の少し下に深く刺さっている。
その姿態を見て、彼女の興奮の度合いが一気に上がり、ハアハアと息遣いが荒くなって来る。
(ち、ちょっと動いてみようかな……)
真奈美は、恐る恐る腰を動かしてみた。ギュブと音がして、ディルドーは更に深く沈められた。
広げられる膣道、突き上げられる子宮口。その感覚が何とも心地よく、また何カ所かのスポットを刺激してジーンと快感が広がっていく。
太腿の付け根には、ディルドーの挿入で押し出された愛液が滴となって流れ伝っていた。
「ああ、これ気持ちいいッ!」
今度はディルドーを引き抜いてみる。
ところが先端が象の鼻先のようになったディルドーは、まるでトイレ掃除の吸盤のごとく膣壁を引きずり、子宮が持って行かれそうになる。
するとグププッと空気が侵入する音が鳴り、ようやく解放された子宮が奥へ戻っていく……
「あ、あ、あ…… これすごッ! すごく気持ちいいー……」
真奈美は腰を前後に動かし、ファッキングを始めた。鍵を掛けたドアは、低くギシ、ギシ、と鳴った。
ディルドーはニュブ、ニュブと音を立て、真奈美の股間を出入りした。
「ひああ…… 止まらないぃ…… 腰がっ、勝手に動いちゃうぅ!」
タロの激しいセックスによって、すっかり女の喜びに目覚めたのか、あるいはセックスで彼女の性器がオスを受け入られる様に変えられたのか。
いずれにせよ、彼女は同じディルドーを使っても、より快感を味わえる体へと変貌していた……
ズッチュ、ズッチュ、ズッチュ、ズッチュ……ディルドーを抜き差しする度に、真奈美の体に快感の電気が走るり、波のように広がって行く。
彼女の右手は、いつの間にか股間へと延びていて、その指先を割れ目に沿って這わせていく。
特にクリトリスは、つまんだり、ぐりぐりこね回したりしていろいろな刺激を楽しんでいる。
(ああ……こうしていると、昼間のワンちゃんの激しいセックスを思い出すわ……いったい、何度セックスされたのかしら……?)
だが、彼女はどうしてもその先が思い出せなかった。