投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

もう君に会えない
【大人 恋愛小説】

もう君に会えないの最初へ もう君に会えない 276 もう君に会えない 278 もう君に会えないの最後へ

それぞれの道1-30

驚いて彼を見れば、眼前には相変わらず不敵に笑う彼の顔が。


「見栄張るのは勝手だけどさ、俺の前くらいではそのままでいろよ」


「え……」


「バカでドジで、かわいこぶっても様になんなくて……目を半分開けて寝るわ、いびきはうるせえわ、料理は下手だわ、女らしさのかけらも全くないけど、いつも大口開けて楽しそうに笑って、元気で明るい、玲香のそんなとこが一番好きなんだ」


「……さりげなく悪口言いまくってない?」


「あれ、おかしいな」


クスリと笑う彼につられて、ついプッと吹き出してしまう。


散々暴言を吐かれても、たった一言の“好き”だけで機嫌が直るあたしは、ホントに単純だ。


もう君に会えないの最初へ もう君に会えない 276 もう君に会えない 278 もう君に会えないの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前